リア充やなあ2 ページ14
影山はふと、Aの背に回していた自分の手に力を込める
しばらく会っていなかったから、反動がある
影山(こんなに小さかったっけ)
Aの背は華奢と呼ぶに相応しく、もう少し力を入れると折れてしまいそうなほどだ
不意にAが肩に額を押し付けてきた
影山「A……？」
「飛雄くんはさ、どんどん強くなってるよね」
質問の意図が分からず、ただ生返事を返す
影山「…分かんねぇ、けど強くなってる」
少なからず、日向のおかげだ
……認めたくないが
「……そっかあ」
この時のAは精一杯の弱音だった
そっかあの後に繋がれる言葉は「でも、私を置いていかないで」
澤村の質問に私に気を使わないでバレーにもっと集中してほしいと答えた
きっと、それは最大限の強がり
まあ影山は鈍感ゆえ、気づかないと思うが
…好きな人の異変には気づくもの
影山「どうした？」
Aの肩がわずかに揺れる
「ちょっと、不安で」
影山「不安？なんでだ？」
「…………飛雄くんがどっか行っちゃいそうな気がして」
Aも影山のシャツをすがるように握る
影山としては何が不安なのか分からないし、自分がAの事を置いてどこかに行くなんて考えられない
というか離れた時点で無理
影山「俺はここにいる」
「……うん」
影山「そんで、お前も絶対そばにいてほしい」
「…うん！」
Aの不安も不器用×天然=影山だからこそ包み込んでやれる
いやー、無自覚って怖いね！
……とまあ、Aはここが住宅街ということを思い出して、離れる
「ありがとう、なんかほんとに色々」
影山「？お礼言われようなことはしてねえ」
「……そういうとこだよ〜〜
あ、ストラップ鞄に付けとくね！」
影山「おう。俺もつけるか？」
「うん、お揃いにしよ」
えへへー、と幸せそうに笑うAを見て心臓がどうしようもなく締め付けられる
くそう、幸せラブラブリア充め
「ごめんね、遅くまで
暗くなってきてるから気を付けて帰ってね」
影山「ん、じゃあまたな」
「うん！」
片手を上げて軽く挨拶をする影山に対し、影山が見えなくなるまでずっと手を振るA
真反対の性格でも、惹かれ合う理由は様々。
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いやあなんかもう驚きすぎてどうしようです
ありがとうございます
これからもいちゃこらさせますはい
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ピエロ(プロフ) - 美羽さん» ご期待に添えられて良かったです〜！こちらこそ、リクエストありがとうございました〜！ (2020年4月21日 18時) (
レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 書き忘れました！イメージの更に上のいい作品でした！ (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - リクエストの作品書いていただいてありがとうございます！とっても嬉しかったです。国見のちょうどいい独占感と無気力具合がめちゃくちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ありがとうございました。 (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ゆんみ。さん» 最初豪快にしようかとも考えたんですけど、可愛い方がいいかな……と笑 (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ち！さん» ありがとうございます！！はい！！頑張ります！！ (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2020年3月25日 23時
