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もうひとつ ページ44

控え室に行くと、見慣れた顔がひとつあった




彩「いい?彼氏くんにも、ちゃんと伝わるように弾くんだよ?それで__」

美優(みゆう)「彼氏?いいご身分ね、月野さん?」




彩「……げっ」




芹沢 美優(せりざわ みゆう)

実家がボンボンと呼部に相応しい家であり、ヴァイオリンの腕もまあまあ。


しかし、取り巻きを加え、性格の悪さには定評がある




Aは感じていないのだが、勝手に芹沢の方がライバルと認めているだけ




彩に言わせてみれば、「どこぞのお嬢様キャラとか今時流行んないし」らしい

とにかく彩は芹沢の事を毛嫌いしている




芹沢「彼氏さんにもいい所見せられるようにしないとじゃない?あ!!

私に勝たないと無理かぁ〜、ごめんなさいね?」




彩「なんで負ける前提なんだよゔぁーーーか」




芹沢「そっちの犬は相変わらずうるさいわね」




彩「なんだと?やんのかおら?」




「彩は人間だし、犬じゃない

それに」



目の前に、Aが立つ




「___勝つのは私」




いつもの温厚な雰囲気から一変。




鷹のように鋭い目で、相手を見据える




芹沢「ふふ、笑えるわね

そうそう、あなたの彼氏さんって影山飛雄くんでしょう?

バレーで有名な、ね?」




「…だったら、なに?」




芹沢「彼なかなかカッコイイわよね〜!

私が勝つから、彼を私に譲って?」




「ふざけないでよ」



芹沢「そゆことだから

じゃぁね〜」




Aの肩を軽く叩き、ひらひらと手を振って控え室を出ていく

……彼女の出番なのだろう




「さいっあく……」




彩「……A」




彩が震えるAの背をなぞる




……ヴァイオリンの件だけでなく、もうひとつ戦う理由ができてしまった




……_……_

影山「……っっくしょい!!」




月島「うわ、王様きたな」

いろいろと→←あの日あの時2



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ピエロ(プロフ) - 美羽さん» ご期待に添えられて良かったです〜!こちらこそ、リクエストありがとうございました〜! (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 書き忘れました!イメージの更に上のいい作品でした! (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - リクエストの作品書いていただいてありがとうございます!とっても嬉しかったです。国見のちょうどいい独占感と無気力具合がめちゃくちゃ好きです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます!ありがとうございました。 (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ゆんみ。さん» 最初豪快にしようかとも考えたんですけど、可愛い方がいいかな……と笑 (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ち!さん» ありがとうございます!!はい!!頑張ります!! (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピエロ | 作成日時:2020年3月25日 23時

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