【ハイキュー】影山飛雄が激愛する彼女

出会い3 ページ18

そんな愛しい時間も、もう終わる




部活の時間が近づいてきているため、Aを堪能していた影山も、慌てて起こす





影山「月野さん、月野さーん」




「んん……」




さっきまで散々触ってきたくせに何故かこういう時に戸惑う影山飛雄



影山「……A、さん」




何故かここぞとばかりに名前を呼ぶ影山




そしてその声に



「んむ〜……影山、くん……？あ、え、

ご、ごめん！寝てた！？」




最終判断で体を揺らそうとしていた影山の手が引っ込む




Aは勢いよく起きて、謝る




影山「あ、いや、大丈夫っす

でもここ分かんなかったんで、明日教えてくださいです」




相変わらず慣れない敬語…



「うん、わかった……う〜……」




わかったと言いつつ何故か唸り声を上げて椅子にへなへなと座り込むA




影山「？どうかしたんすか？

も、もしかして、具合悪い……？」




影山も心配そうに顔を覗き込む




影山「っえ、」




顔を覗き込めば、なんだかほんのりと赤くなっている頬




「〜、ごめん、なんか、寝顔見られてたの恥ずかしくて……しかも、夢が、なんか、さ！」




Aにしては珍しくこもこもと喋る




影山「？夢がどうかしたんすか」




「……笑わない？」




影山「うっす」




「影山くんに、名前呼ばれる夢見ちゃった」




影山「！」




……まあ、夢では無いんだが




影山も、とすっと心に矢が刺さる感じがした




もう少し、意地悪したくなる




影山「名前？月野さんのっすか」




「…うん、そう」




影山「Aって？」




「うぅ……そうです……」




それでAは頬を染め、起きたというのか




影山の心にじんわりとした何かが広がっていく




影山「……じゃあ、これからも呼んでいいっすか」




夢だとはいえ、そこの自分はAの名前を呼んでいるのだ

許せん



「いい、けども」




影山「あざっす！」





「〜〜！じゃあ、またあしたね！！」





影山「？うす！」




Aは逃げるように教室を去る




(なにあの顔！？影山くんって普段あんなかっこいい顔なのに、あんな優しい顔……

調子狂うなぁ、もう！)




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すいません、もう少し過去編続きます

250人越え、ありがとうございます………！！

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