【ハイキュー】及川徹が溺愛する彼女

なんで ページ5

お風呂から上がって、自販機に向かうA




(…何飲もう、お茶？水があったらそれでもいいな

あ、徹)




見慣れた後ろ姿が見えて、声をかけようとした




千夏「……あの、及川さん」




＿＿＿＿その瞬間、ドクンと心臓が音を上げた




同時に腹の奥が重くなり、目がチカチカする




咄嗟にさっき出てきた壁の影に隠れる




(うそ、なんで、)




及川「ん？…って、あれ」




千夏「＿＿＿……好きなんです。」




及川「へっ……？」




「……っ」




動揺している間にも話はとんとん進んでいった




(…好きってなんで。なんで

願いすぎたから？幸せすぎたから、ダメだったの？)




千夏「ちょっとだけお話させてください！」




及川「えっと…」




千夏「お願いします……！！」




その後のセリフがどうだろうと、聞きたくなくてその場から駆けだす




そういえば飲み物買ってないとか、部屋に戻ったら女子がいるとか、考えられなかった




そこら辺の空き教室に入って、ドアを閉めて、そこにすぐ座り込む




夜だから暗かったけど、どうでもよかった




悲しいのか悔しいのか分からない涙がとめどなく溢れてきて、ただ声を押さえて泣いた




嫌気がさす




自分にも、千夏にも、みんなに




私がもっと違ったら、こうならなかったんだろうか




今更ではあるけれど、Aはここに来なければよかったと、後悔した

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