違和感 ページ17
清水視点
不思議な子
初めからそのイメージだったけど、今も変わらない
同い年なのに最初、すごく敬語だったし、きっと私が言わなかった限りはあのままだったんじゃないかな、とも思うし
仲良くなりたいって、そう言った後には、すごくびっくりした顔して。
それに、
谷地『やっぱり…美人って中身まで美人なんでしょうか…』
清水『？どうしたの、急に』
谷地『東条Aさんが…私が転びそうになった時とか、軽やかに支えてくれました…
…はっ！手折れてないですかね！？！？！』
清水『それは大丈夫だと思う…』
記憶の中の仁花ちゃんはそう言っていた
それなのに、ずっとなにかに怯えてる様子だった気がする
それは今もそう
優しいのに、笑った顔が可愛いのに。
知り合ったばかりだけど、もっともっと自信を持って欲しい
私はAちゃんの雰囲気が大好きだ
清水「…ね、Aちゃん」
「うん？」
私はAちゃんの手をきゅっと握った
食器を運んでくれていた手は冷たい
清水「ほんとに、なんでも聞くからね
あっ…その、私じゃまだ、頼りない…ていうか、知り合ってばっかりだから言えないかもしれない…けど」
口ごもってしまって、握っていた手がするりと解ける
＿＿それを、Aちゃんが優しくすくう
そしてまた、握ってくれる
優しく、優しく。
「…その気持ちだけで、また泣きそうだよ
ありがとう」
…またって、やっぱり泣いたんだね
終わり
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はる - 面白いです‼続きをとても楽しみにしています‼ (10月1日 10時) (
レス) @page17 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 面白いです！！続きがとっても楽しみです！ (2021年6月23日 18時) (レス) id: c4505ea16c (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - とーーーーーーーーーおっても面白かったです！続き、楽しみにしてます。 (2021年3月22日 3時) (レス) id: 6808633ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2021年2月23日 19時
