人狼ゲーム【NEWS】 (ページ5)

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第5話ページ5

『投票の時間まであと5分です。』

芽衣「誰も選ばないっていう選択肢はないの…？」

結里亜「でもするしかないの。」

加藤「いい？初めて」

みんなが静かに頷く

どうしよう…

全然決めてないし、誰にも入れたくない

加藤「いくよ。せーのっ」

私は指が固まってしまって

誰も指さずに止まってしまった。

増田「A！バカ！早く誰でもいいからさせ！！！」

はっ！

やばい…

私は咄嗟に指を指した。

投票結果は

自分 → 海翔
加藤 → 結里亜
小山 → 海翔
増田 → 小山
手越 → 結里亜
彩花 → 手越
芽衣 → 海翔
結里亜 → 加藤
海翔→増田

『今から15分以内に海翔さんを処刑してください。』

海翔「…！？ふざけんな…何で俺なんだよ！！！」

誰も何も言わない…

手越「でも、処刑しないとみんな死ぬんですよね。」

海翔「ああ、そうだよ！全員で死んでこんなゲーム終わらせちまえばいいじゃねぇか！」

結里亜「はぁ！？何言ってんの！？」

手越「悪いけど、そういう訳にはいきません。」

手越くんはそう言うと

棚の中にかけてあった斧を持った

海翔「お…お前、まさか…」

海翔「殺せるわけないよなぁ！？
殺せるもんなら殺してみろよ！！！」

手越「ごめんなさい。」

彩花「いや…やめて…」

「っ…！」

海翔「やめ…やめろっ…」

手越くんが斧を勢いよく振り下げる

ｸﾞｻｯ！！！

海翔の頭が真っ二つに割れた。

手越くんの顔は赤く染まる。

「きゃあああ！」

周りがざわつく

小山「手越…ありがと…」

芽衣「何がありがとうなの！？手越くんは…人を殺したん…だよ？」

小山「でも誰も海翔を殺さなかったら今頃みんな死んでた。」

芽衣「っ…」

手越「血、洗ってくる」

「…」

もう…いや…

今から恐ろしい夜が始まる。