防弾学園

Ep.32 ページ35

ヒジ「おはよ、A」









「おはよ、ヒジ」









ヒジ「ユンギさん、どうだった？」









「今日の放課後、屋上で話そうって言ってくれた」









ヒジ「よかったじゃん！」









「うん！ちゃんと話してみるね」









ヒジ「うん！」









.









.









.









.



ユンギさん、いるかなぁ









屋上なんて来るの初めてだ









ユンギ「A、」









「あ、ユンギさん...」









ユンギ「話する前にさ、とりあえず謝らして」









「えっ、何を謝るんですか、悪いのは私だから謝らないで」









ユンギ「俺が謝りたいんだよ、ごめんな、ちゃんと話を聞いてやれなくて」









「私こそ、あんなことになっちゃってごめんなさい。でも、聞いてほしいんです」









ユンギ「うん、聞く。言って。」









「...実は、あのときのジミナの告白、私に対してじゃなくて、ヒジにたいしてだったんです。ジミナがヒジの事好きだって言うのを知ってるの、私しかいなくて...。相談も受けてたんです。ちょうどあの日、ジミナが告白の練習させてくれって言ってきたから、それに付き合ってたんです。
それをたぶんユンギさんに聞かれたんだと思います...。」









ユンギ「そうだったのか...俺、あの時、Aの声が聞こえたから一緒に帰ろうと思ったんだよな。そしたらさ、お前の声のあとに、ジミナの告白が聞こえて。おっけーなんて言うはずないって思ったけどいいよ、うんって声聞こえて、頭真っ白なった。
んで、余裕なくて、あんな言い方しちまった。ごめんな。」









「謝らないで...。悪いのは私なんです。私が、いいよって言い方したから悪かったんです。それでいいよって言ってたらまだ勘違いはされなかった。」









ユンギ「真実確かめようとしなかった俺も悪かったから。お互い様だな」









「...ユンギさん、ごめんなさい！」









ユンギ「俺こそ、ごめんな？」









「仲直り！」









ユンギ「おうっ」

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