【HQ】いや、私女だって【音駒】

おやすみ ページ33

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「ぶひゃひゃひゃひゃ、それは災難だったな！」


「笑い事じゃないですよ、黒尾パイセン」


「なるほどな。だからリエーフ拗ねてんのか」


そう、あの後リエーフに引っ張られて音駒の寝床へと来たのは良いけど、謎にリエーフは拗ねていた

ブスっとして、部屋の隅で体育座りしてる

全くめんどくさい


「A、こっちおいで」


やっ君先輩にお呼ばれした

なんだろと思いつつ側まで行くと


「髪乾かしてやるよ。座れ」


と、イケメンママをブチかましてきた


あれ、なんか最近イケメンセンサー機能してるわ


「ありがとうございまーす！」


こんなの甘えるしか選択がないよ！


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髪乾かしてもらうと眠くなるよね

私今めっちゃ眠い

リエーフの機嫌はまだ斜めみたい


でも眠いから私寝るよ


「リエーフ」


そう呼びかけても無視

リエーフに無視されたぴえん


まあ、良い。寝る


布団に寝転がり、ふと寝る所の場所決めをしてないのを思い出す


「リエーフ、隣おいでよ。一緒に寝よ？」


隣の布団をばふばふ叩いて誘うと、リエーフはパァアアアと効果音が付きそうなぐらいの笑顔になった


可愛いかも


「寝る寝る寝る！」


ダイブして来たため、ぐえっと声が出たのは言うまでもない


微笑ましそうに見てくれる先輩。優しいなぁ


微笑ましそうに見てるその目が実は嫉妬の目だなんて私は知らなかった


私が気づくわけがない！

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