モノクロ4 ページ5
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学校で振りまくのは偽りの自分
絶対に裏なんて見せないし、想像もさせない
もちろんそれは学校だけではない
ARMYと言われる、俺達のファンの子にもだ
ARMYを名乗り俺を推してくれる子は
本物の俺のファンなんだと思う
多分あんまり居ないけど
「A君！サインとかって貰えないの？」
見たこともない女子生徒
リボンの色から先輩だと言うことが分かる
それにしても非常識
可愛い顔はお化粧で化けてるから可愛くなろうとする女の子は好きだけどバッチバチのメイクは好きになれない
じゃなくて
俺は今、プライベートなの
BTSとしてじゃなく、ありのままのAとしてなんだよな
つまり、サインなんてないんだよ
そんな事は口には出さないけどね
「ごめんなさい先輩。俺、サインまだまだ練習中なんだよね。だからごめんなさい」
柔らかい笑顔を向ける
黄色い声が聞こえる
その声と同じくらいの声で目の前の先輩を罵る声も聞こえる
女子って怖い怖い
「練習中でもいいよ？」
めげないなこの人
「恥ずかしいんですよー」
あははと笑ってみせてから
足早にその場を後にする
学校は苦手
早く帰りたい
兄さん達と笑っていたい
撮影でもライブでもいい
学校から早く出たい
兄さん達の笑顔とARMYの笑顔があれば
それだけでいい
他は要らない
俺は学校でなんでこんなに
意味のない笑顔を振りまくんだろ
普通よ俺で居られないんだろ
それはきっと
俺が腐れてるから
おちぶれてるから
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ライト - 本当に面白いです！！続き楽しみにしてます! (2021年1月22日 20時) (
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作者名：Mg | 作成日時：2019年10月13日 13時
