検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:308,658 hit

59 ページ10

.






ーー北山sideーー









はあ…。






今日何度目かのため息。









.









.









俺ほんと何したいんだろ。







寝てる田中さんを見てたら
いろんな感情が込み上げてきて。









.









「…キスしちゃった」









よりによって二階堂に見られるし。






俺ほんと馬鹿みてーじゃん。









.









.









こーゆー時に限って
頻繁に鳴り響くニカからの電話。









もう何も言わないでくれ。





自分でもよくわかんねーんだよ。









.









.









3回目の電話が鳴ったところで
意を決して俺は携帯を握った。









「もしもし、ミツ?」




「あ、おう
あのさ、今日のことは忘れて…?」




「そんなこと言ってる場合じゃないよ
戻ったんだよ!Aの意識がっ!!!!」



「えっ…」









耳を疑った。





意識が戻った…?









「…ほんと、なのか?」




「ほんとだよ!!」




「今から…「それだめ」




「えっ?」




「もう今日は遅いし
あんまり負担をかけない方がいいってさ」




「明日はっ?明日は会えるんだよな?」




「うん、会えるよ」




「…よかった、本当によかったっ」









心の底からの安堵感と嬉しさと
いろいろ込み上げてきて
俺の頬には一筋の涙が流れていた。









.

60→←58



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (382 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
976人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴーすけ(プロフ) - lovemitsu917さん» ありがとうございます(^^)なんだかんだ長く続いちゃいそうです(笑) (2018年5月7日 0時) (レス) id: 0c0a75bd10 (このIDを非表示/違反報告)
lovemitsu917(プロフ) - ドキドキして楽しく読ませてもらってます。早く完結しないでくださいよ〜まだまだ先輩とのドキドキ続けたいです( *´艸`) (2018年2月21日 6時) (レス) id: f7579378d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴーすけ | 作成日時:2018年1月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。