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あれから宏光は少しずつ回復していった。





退院まであと3日をきった日
私はいつも通りお見舞いに行った。









最近はお見舞いに行くと寝てる事が多いから
今日も静かに病室に入った。









すると奥から楽しそうな笑い声と話し声が聞こえて








「北山さんのお見舞いにきてる子って彼女ですか?」


「あーもしかしてAの事?」


「あ、そうです!!」


「いや別にそんなんじゃねーよ」


「でも毎日来てません?」


「あいつが勝手に来てるだけ」









なんなの宏光!!


本当は来て欲しいくせに!!!



2人が話してるからなかなか
宏光の所へは行けなくて立ち止まってると









「Aさんとは付き合わないんですか?」


「は!?なんで…?」


「すごいお似合いだなー…と思ったんで」


「付き合うわけねーだろあんなやつと」







あんなやつって…


宏光が裏でこんなこと言ってるとは思わなかった。







それにやっぱ私への気持ちはからかいじゃん。


真面目に考えてたこっちがバカみたい。








そんなことを考えてたら勝手に涙が溢れて来て
思わず病室を飛び出した。









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作者名:ぴーすけ | 作成日時:2017年4月7日 23時

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