33 ページ33
.
あれから宏光は少しずつ回復していった。
退院まであと3日をきった日
私はいつも通りお見舞いに行った。
最近はお見舞いに行くと寝てる事が多いから
今日も静かに病室に入った。
すると奥から楽しそうな笑い声と話し声が聞こえて
「北山さんのお見舞いにきてる子って彼女ですか?」
「あーもしかしてAの事?」
「あ、そうです!!」
「いや別にそんなんじゃねーよ」
「でも毎日来てません?」
「あいつが勝手に来てるだけ」
なんなの宏光!!
本当は来て欲しいくせに!!!
2人が話してるからなかなか
宏光の所へは行けなくて立ち止まってると
「Aさんとは付き合わないんですか?」
「は!?なんで…?」
「すごいお似合いだなー…と思ったんで」
「付き合うわけねーだろあんなやつと」
あんなやつって…
宏光が裏でこんなこと言ってるとは思わなかった。
それにやっぱ私への気持ちはからかいじゃん。
真面目に考えてたこっちがバカみたい。
そんなことを考えてたら勝手に涙が溢れて来て
思わず病室を飛び出した。
.
254人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴーすけ | 作成日時:2017年4月7日 23時