最高のヒーロー ページ26
緑谷視点
「チウーーー」
何とかテストを乗り切れた…。
緑「ありがとう…ございます。何だかどっと疲れが…」
リ「体力を使って治癒力を活性化させてるからね。大きなケガが続くと体力消耗しすぎて逆に死ぬから気をつけな。
A、悪いけどちょっと出るから後の事を頼めるかい？」
『はい、大丈夫ですよ。お気を付けて』
リカバリーガールが出て行くと、風衹先生は棚から包帯やテーピングと必要な道具を取り出して机に並べていく。
正面の椅子に座り、手の状態をチェックしながら手当をして包帯を巻いていく。
先生は、ずっと安心させるような優しい笑顔を浮かべていた。
『あまり動かさず冷やすようにしてね。無理しないように』
緑「は、はい！ありがとうございます…」
…自己紹介の時、先生は自分を"無個性"だって言ってた。
超人社会の世の中なのに、怖くなかったのだろうか。
道具を片付ける先生の背中に、思わず聞いていた。
緑「あの…、風衹先生」
『ん？なに？』
緑「先生は、その…皆に"無個性"だって伝える時、怖くなかったんですか？」
先生は一瞬ポカンとした顔で僕を見ていた。
あれ？気にしてなかったのかな？というか、深入りされたくない話題だったよねやっぱりッ。
緑「すみませんッ！デリカシーなかったですよね！？すみません！すみません！！」
『え？あぁ、ごめん。そんな謝らなくて大丈夫だよ』
緑「いや、でも…」
落ち着いてと苦笑される。
『怖いかと聞かれたら怖いし、教師としてそこは慣れなきゃいけないから』
緑「そう…ですよね」
『緑谷くんは優しいね』
緑「いや、あの、そんなことは」
『まぁ…、その手の話は緑谷くんの年頃の時が一番苦労したかな。無個性なのは今更どうしようも無いし』
少し前まで自分も経験してたなんて、今の僕が言ったら変だ。なのに自分から聞いておいて上手く返せない。
『でもね、ヒーローが助けてくれた』
ヒーローと聞き身体が反応して顔を上げた。
目が合った先生は、とても優しい顔をしていて、微笑む表情が綺麗だった。
『緑谷くんもなれるよ。最高のヒーローに』
緑「ッ、は、はい！」
────
飯「緑谷くん！ケガは大丈夫なのかい！」
緑「あ、うん。リカバリーガールと風衹先生に治療してもらったからもう大丈夫」
そう言えば、ヒーローの名前…、聞くの忘れてた。
先生が学生の時って言ってたから、オールマイトより歳上のヒーローかな？
どんな人なんだろう。
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とよ(プロフ) - 初コメ失礼します。尊い、、尊き、、なにこの幸せおしどり夫婦もう一緒抱きつき合って幸せになっていやがれ！！と心の周波数が乱れ、思わず叫んでしまいました。無理せず更新はいつでも気長に待ってます！この作品大好きです！あと相澤先生もす((((( (2023年3月2日 21時) (
レス) @page49 id: d1624c287f (このIDを非表示/違反報告)
シュリ(プロフ) - りゅうさん» りゅうさんお久しぶりです！この展開は前々から考えていたシナリオでした。読者の方々が望んでいた物語ではなかったかもしれませんが、もう少しだけ2人の話に付き合って頂けると幸いです。作品を読んでくださりありがとうございます！(*^^*) (2020年3月26日 20時) (レス) id: 6347914aa2 (このIDを非表示/違反報告)
シュリ(プロフ) - _Mikado_さん» _Mikado_さんコメントありがとうございます(*^^*)楽しみにして下さってありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (2020年3月26日 19時) (レス) id: 6347914aa2 (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - こんばんは！最新話拝見致しました(涙)まさかと思いながら小説を読んでいて自分自身も悲しい思いでいっぱいです… (2020年3月26日 19時) (レス) id: 18e42f338b (このIDを非表示/違反報告)
_Mikado_(プロフ) - 続きたのしみです！更新頑張ってください！ (2020年3月26日 17時) (レス) id: f327cce89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリ | 作成日時：2020年3月4日 1時
