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【♀性転換♂】[2] ページ44

「おはよ……っははっ。」

…うん、予想はしてた。思わず乾いた笑いが零れる


体育館のドアを開けると、いつもの汗と男の臭いではなく、柔軟剤の薫りとふんわりとシャンプーの匂いが、私の鼻を擽る

そして、目に写ったのは、知り合いの面影がある複数の女子。…うむ。容姿の偏差値は、平均より高い者が多い

そして、あちらも私の姿の気づくと、特に驚きもせずに、はぁー…と揃って溜め息をつく

皆が、呆れたように「やっぱりな…」と腕を組んでいるなか、私だけは目の前の女子達に、目を輝かせて感嘆の声を叫んでいた

「うっ、わあぁぁ!みんな可愛い!ちっちゃい!特に、真ちっちゃ、うぐァッ」

「せっかく、男になったんだ…容赦ねぇしな」

「すんませーん」

私の腹を叩き、少しの脅しを含みながら忠告する麿眉の小柄な美少女は、麿眉といい、顔の整いようといい、真だろう

眉毛太くても、可愛い子は可愛いんだなぁ…と、真の容姿を舐めまわすように見つめながら、しみじみと思う

私が、まだジンジンと痛む腹を押さえていると「あははっ。」と高く可愛らしい声が聞こえた

「Aちゃんと、花宮。なんか、鬼嫁とその尻に敷かれる夫みたーい。」

「それも分からんってこともないけどよ、とりあえず元に戻る方法考えよーぜ。」

「…とか言って、毎回寝たら元に戻ってるんだよな。」

「そうそう。どうせ、寝たら元に戻るんだし、今のうちに寝とくわ。おやすみ。」

前髪を伸ばした女子の言葉を最初に、次々と高い声が議論を交わす

誰が誰かなんて、確かめなくても分かる容姿だが、それはとても可愛らしく、「あれっ、私って、すっごい得じゃね?男が羨ましがる状況なんじゃね??」などと幸福を感じていると、「それもそうだな。」とまた可愛らしい声が横から聞こえてきた

「今日は、一先ず知り合いのいないところに行って過ごすしかねーな。」

「じゃ、解散?」

「おう。」

「慣れない体で怪我しても、面倒だしな」と言う真に、怪我させてるのは誰だよ…と言いたかったが、先程の腹の痛みが主張したきたので、我慢する

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KANA(♀)(プロフ) - 白(化け猫)さん» コメントありがとうございます!お気に召していただけて、嬉しいです。これまで、コメントしてくださり嬉しかったです!ありがとうございました! (2015年5月6日 20時) (レス) id: 976ac7df53 (このIDを非表示/違反報告)
白(化け猫)(プロフ) - お疲れ様でした!面白かったです! (2015年5月6日 18時) (レス) id: b17f2b3f84 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(♀)(プロフ) - はきゅさん» コメントありがとうございます!貴方の思いやり溢れるコメントに、いつも励まされました。ここまで読んでくださり、本当に感謝しています!他の作品でも、自分のペースではありますが、頑張って更新しようと思います! (2015年5月6日 9時) (レス) id: 976ac7df53 (このIDを非表示/違反報告)
はきゅ(プロフ) - お疲れ様でした。これからも、無理はしないで他の作品でも頑張ってください。 (2015年5月5日 22時) (レス) id: cc6f053009 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(♀)(プロフ) - すもももももももものうちさん» 辻さん出させていただきました!私も、ヤンデレッぷりというかメンヘラッぷり描くの楽しかったです!リクエストありがとうございました! (2015年2月22日 17時) (レス) id: d8c1d54596 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANA(♀) | 作成日時:2014年11月25日 22時

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