【霧崎第一バスケ部達と罪沢さんが○○したようです】[4] ページ11
残るは、原くんと古橋くん。流れ的に恐らく入れ替わっているだろうと思い、それ前提で声をかける
山崎「…じゃあ原くんが古橋くんで、古橋くんが原くん?」
予想はついているが、確かめるように聞くと
原「いやー?原くんは原くんだよん」
山崎「え?」
原くんから返ってきた返事は思わぬ返答で、思わず間抜けな声が半開きから出る
確かに、返事が彼らしい軽い口調のものだし
ガムもいつものように膨らませている
なんで二人だけ?と思っている私に声をかけたのは古橋くんだった
古橋「俺と原だけがバスケ部レギュラーの中で入れ替わっていない原因は分からないが、とりあえず今日一日どう過ごすか考えないか?特に罪沢と山崎は大変だろう。」
確かに私と山崎くんでは、男女の差という難題な壁があるので、異性二人が入れ替わると大変かも知れない
じゃあどうするか考えよっか、と全員で考え始める
瀬戸「あ、というか。」
真が対処法ではなさそうだが、なにか思いついた様子で声を出す
真(体)は眠そうな体を嫌々起こして聞いてるみたいだが
瀬戸「…ザキ、着替えどうしたんだよ」
貴「!!」
山崎「え、」
声をいつもよりトーンを下げ、低い声で尋ねる真は、いきなり山崎くんを追い詰める
山崎くんは、視線を逸らし言い訳を絞り出すかのように考え始める
貴「っ…えーと、罪沢ごめん!」
耐えきれない、と言うようにバッと勢いよく頭を下げる山崎くん
しかし山崎くん、一応私の体だ。醜い姿は見せないでくれ。スカートが捲り上がって下着が見えちゃうでしょ
驚いたが、山崎くんが謝った意味が分かると口元がヒクッとぎこちなく上がる
そして、最後に真は山崎くんの過ちを明確にしようとでも言うのか。確かめるように問う
瀬戸「…見たん、だな?」
貴「一瞬、だけっ…」
瀬戸「Aはどうしたんだ?」
山崎「目つぶって着替えたー」
お前もそうしろよ!と私の体にも構わず、山崎くんの足を踏む。周囲から見たら、瀬戸くんが私の足を踏んでいる訳だからとても珍しい光景だ。シュールだ。
私の体に痣出来てるじゃないかかとハラハラしていると、原くんが花宮って独占欲強いと言い出すものなので、真の苛立ちはそちらへ向けられ、いつもより10cm以上身長が伸びた真は、調子よく肘うちをかます
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KANA(♀)(プロフ) - 白(化け猫)さん» コメントありがとうございます!お気に召していただけて、嬉しいです。これまで、コメントしてくださり嬉しかったです!ありがとうございました! (2015年5月6日 20時) (レス) id: 976ac7df53 (このIDを非表示/違反報告)
白(化け猫)(プロフ) - お疲れ様でした!面白かったです! (2015年5月6日 18時) (レス) id: b17f2b3f84 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(♀)(プロフ) - はきゅさん» コメントありがとうございます!貴方の思いやり溢れるコメントに、いつも励まされました。ここまで読んでくださり、本当に感謝しています!他の作品でも、自分のペースではありますが、頑張って更新しようと思います! (2015年5月6日 9時) (レス) id: 976ac7df53 (このIDを非表示/違反報告)
はきゅ(プロフ) - お疲れ様でした。これからも、無理はしないで他の作品でも頑張ってください。 (2015年5月5日 22時) (レス) id: cc6f053009 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(♀)(プロフ) - すもももももももものうちさん» 辻さん出させていただきました!私も、ヤンデレッぷりというかメンヘラッぷり描くの楽しかったです!リクエストありがとうございました! (2015年2月22日 17時) (レス) id: d8c1d54596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KANA(♀) | 作成日時:2014年11月25日 22時