Ep.15 ページ15
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アザの存在に気づいた日から
1週間ほど経った頃
「…あれ？アザなくなった…？」
学校内に設置されている鏡で
なんとなく自分の姿を見ると
首筋にあったアザが綺麗に消えていた。
思い出せば、最近はよく眠れている。
アザの原因はストレスからくる症状だと思っていたが
本当にその通りだったのだ。
「おい、お前らうるせえぞ。今から実験の説明するから静かにしろ」
怒声をまき散らしたのは
化学担当の先生。
一瞬でシーンと静まり返った。
「今日は洗剤液を作る実験をするんだけど、硫酸使うから扱いに十分気をつけろよ。直で触るとヤケドしたり、正しく使わねえととんでもねえことになるから」
わざと脅すような言い方をしてみんなをビビらせる先生。
高校生にもなってみんなバカじゃないんだから直で触るわけないだろ。
子供騙しされるなんて、俺たちも舐められたもんだな、と呆れて、共感を得ようとテヒョナの方に振り返ると
硬直して、本気でビビっているテヒョナがいた。
いたわ、高校生にもなってバカな奴。
「お前みたいにガチでビビる奴がいるから先生も面白がってああやって脅してくるんだよ」
「怖い！まだ死にたくない！やめようこの実験！」
「教科書通りにやれば火傷なんてしないからそんなビビんな」
何を言ってもずっとビビりっぱなしのテヒョナを見て
こいつは本当に面白いな、と思った。
終始テヒョナはビビってたけど
なんだかんだ俺たちの班の実験は上手くいった。
実験結果をまとめるために
先生のところへプリントを取りに行くと
後ろの方からガシャンッという激しい音と、女子たちの悲鳴が聞こえた。
「なに？」
何事かと思って振り返ると
Aちゃんたちの班で何かがあったようで
床に倒れこんだAちゃんが見えた。
彼女が倒れたすぐ横には割れた試験管が散らばっていた。
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ニンニク - めいさん» 分かります、、ジミンちゃんがどうなったのかも気になりますし、、、 (2020年5月17日 13時) (
レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)
めい - これで終わりですか！？ とても面白いので続きが読みたいのですが… もう続きはないですか？？？ (2018年11月18日 19時) (レス) id: 606c404ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆた
| 作成日時：2018年4月28日 22時
