検索窓
今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:26,939 hit

Ep.2 ページ2

.





クラスメイトに注目されながら自分の席に着くと、親友のテヒョンが馬鹿にしたような表情でこちらを見てきた。

テヒョンも遅刻だと思ったのに、ちゃんと真面目に来てやがる…





睨みを効かせると、スマホに通知が入った。

画面を見るとテヒョンからの通知だった。






【遅刻常習犯ジミナ】
【クラス教えてあげたの感謝しろよ】
【そして、俺と同じクラスになれた感想を一言どうぞ!!】






馬鹿丸出しのふざけた文面だ。

既読無視をすると、続けて通知が入った。






【てか、可愛い子いる!!俺の斜め後ろの席の子マジ可愛いから見て】





テヒョナが可愛いっていうんだから相当可愛いんだろうと思い

テヒョナの斜め後ろの席の子を探した。

だが、俺は一番後ろの席に座っているから、クラスメイトの後頭部しか見えない。






テヒョナが続けざまにその子の魅力をカトクで送ってくるから

少し気になり

どうしても顔が見たくなって、身を乗り出した。







ガタッ___






「あ、すみません……」






無理矢理身を乗り出したもんだから、隣の席の女の子の机に当たってしまった。






慌てて頭を下げて謝り

相手の表情を確認するために顔色を伺ったとき

心臓がドクンと鳴った。







『…そんな、謝らなくて大丈夫です』






そう言った彼女から目が離せなかった。






あまりにも、美しくて。






美しいとは、まさにこのことだ

ずっと見ていたいとさえ、思った。







「あ…そっ、そっか、ごめんね、なんか」







声がどもる。

姿勢を戻し、もう一度チラッと彼女の横顔を見た。

本当に綺麗だと思った。






白雪姫のように真っ白な肌は肌荒れひとつなくて

サラサラの長い黒髪がよく似合う。

スッとした高い鼻

子鹿の眼のように長いまつ毛は重力に逆らってカールしている

シュッとした顎と鼻を結ぶEラインは

今まで見てきた人の中で

一番綺麗だ。






『あの、なんでしょうか』






そう、彼女に言われハッとした。

魅入るように彼女をずっと見つめていたことに気づく。






「あ、いや、ごめん、なんでもない…」






急に恥ずかしくなってテヒョナにカトクを送った。







【俺、一目惚れしたかもしれない】









.

Ep.3→←Ep.1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジミン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ニンニク - めいさん» 分かります、、ジミンちゃんがどうなったのかも気になりますし、、、 (2020年5月17日 13時) (レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)
めい - これで終わりですか!? とても面白いので続きが読みたいのですが… もう続きはないですか??? (2018年11月18日 19時) (レス) id: 606c404ed9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あゆた | 作成日時:2018年4月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。