[バンタン狂愛短編集]

ただいま、Ep.6 ページ7

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今日は帰ってこないはずなのに、なんで、

なんでテヒョンがうちに来たの

なんで私が中にいるのを知ってるの






疑問が増えるのも比例して

冷や汗が止まらなくなる。









「…ちょっと来て」








小声で話すジミンに手を引かれ

そのままついて行く





奥の部屋に戻って、私の手を握り、口を開いたジミン






「あいつ、もし俺がいるの知ったら、俺のことどうするか…予想はつくよね？」





私をまっすぐ見つめるその目は

もう死を覚悟しているような

覚悟を決めた目だった。





『ジミン…っ、やだよ！』

「うん、大丈夫」







私を無理矢理犯した男達の殴られよう

最終的には目や指を潰され、舌を切られ、殺された男達。

ジミンも同じことをされるとしたら…？

想像しただけで吐き気がする






放心状態になり、動けないでいると

またインターホンが鳴った。






「寝てるの〜？なら、ドアこじ開けて起こしちゃおーかな」





ドアの外でテヒョンの声が聞こえる

それと同時に、ガチャガチャと鍵が回る音






もしテヒョンかドアをこじ開けて中に入ろうもんなら

ジミンは殺されるだろう









「俺、ベランダから逃げるから、Aは普通にいつも通りテヒョナと接して」

『どうしよう、ジミナが死んじゃう…っ』

「大丈夫、俺は死なない」









ギュッと強く抱きしめられる

その手が、震えてる気がした









私から離れたジミンはベランダから靴を放り投げ、柵に足を掛けた









ジミンが「また、あとで」と言った気がした

そうだよ。あとで会えるんだから

少しだけの辛抱









ジミンがベランダから飛び降りたのと同時に

玄関のドアがカチャッと音を立てて開いた







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