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赤side



抗がん剤治療が始まって結構経った




自分から来るなとは言ったけど




やっぱり寂しいなぁ





抗がん剤治療始めたからか






病気だからかは分からへんけど






鏡を見れば血色のない顔






痩せこけてきた体






そんな姿を自分で見るのも苦痛やった






ガラッ





「?!」






黄「お見舞いにきたでー」






「みんな……」






桃「しげ元気か?顔色悪いぞ?」






「大丈夫!

お見舞いなんていいのにー」







紫「しげ寂しかったくせにー笑」







「バレた笑」







青「お前いつ退院なん?

もうかれこれ1ヶ月だぞ?」








もうそんな経つのか








「なかなか治んなくてさ〜笑」








緑「笑い事ちゃうわ

ん、これ」






「お!これ俺の好きなやつやん!

ありがとうな神ちゃん」







ガラッ






先生「皆さん来ていたんですね」








橙「はい

すいません騒がしくて」







先生「いえいえ

重岡さん今日は抗がん剤の副作用とかありましたか?」







「今日はまだないです

最近減ってきた気がします」







先生「それは良かった

それで、少しお話したいのですが、、」







緑「は?抗がん剤?何の話や」






神ちゃんが先生の話を遮った






「あ、」







黄「抗がん剤って……お前」









橙「急性胃腸炎に抗がん剤なんか使わへんよな…?」






「……」







桃「なんか言えや!」








「……」








桃「チッ」








青「あ、おい望!どこ行くんだよ!」









バタンッ







先生「まだ、お話されてなかったのですか…?」









「はぃ、」









橙「とりあえず先生なんか話あるんやろ?

今日は帰るわ」








黄「俺も帰るわ」








紫「……おれも、」








バタンッ








最悪や、こんなんなって








「神ちゃんは帰らへんの?」









緑「……外にいる」









バタンッ









先生「いいんですか?」









「まぁ、

それで話って」









先生「実は……」

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作者名:らびゅ | 作成日時:2020年6月28日 3時

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