愛別離苦（W赤） (ページ19)

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桃side

いつ間にか寝ていて

目を開けたら流星がいた

少し困惑したような顔をしていて

何かあった？って聞くと

ちょっと間を開けてからなんもないよって

ずっと一緒にいるからなんかあったことは分かる

けど深入りはしなかった

何となく聞いちゃいけない気がしたから

青「あ、これ

喉乾いてるやろ」

桃「ありがとう」

桃「てか、なんで流星がいるの？

神ちゃんは？」

青「神ちゃんが望が寝たから様子見とけって

神ちゃんは帰ったよ」

桃「そうなんか

なんかごめんな？」

青「別にええで

俺もしげの様子見たかったし

あ、しげ発作起こしたんやって？」

桃「うん……」

青「望は自分を責めすぎんようにな

お前が倒れたらしげが心配するから」

桃「わかった……」

赤「ん……」

桃「あ、しげ？起きた？」

赤「俺、寝てたん？」

桃「うん発作が起こったこと覚えてない？」

赤「うん、いまいち覚えてない」

桃「そっか

まだ寝とき体休めんと」

赤「小瀧と流星ずっとここおったん？

もうこんな時間やん今日はもう帰りなよ」

桃「いややもうちょいいる」

赤「でも眠いやろ？」

桃「さっき寝たから大丈夫」

赤「相変わらず頑固やな～」

桃「頑固で結構」

青「仲良く話してるとこ悪いけど

俺明日夕方から仕事やから帰るな

また来るわ」

赤「うん流星ありがとな」

ﾊﾟﾀﾝ

流星の様子がやっぱりおかしい気がする

しげの方を見るとまだ少し顔色が悪い

桃「しげ顔色悪いで寝てな？」

赤「じゃ、お言葉に甘えて」

そういうとまたすぐに眠りについた