三橋. ページ40
現在、午後5時。
そろそろ皆学校終わってるのかなぁ、なんて思いながら部屋の中が暑くなってきたので窓を開ける。
『谷川さん…一人で大丈夫かな…。』
今井さんに着いてくだけでも大変なのに…谷川さんごめんなさい…。
窓の外を見ると学生達が帰っているのが見える。
学校行きたかったな〜…。
その時、下の方から玄関のチャイムが聞こえてきた。
誰か来たのかな。
そう思い私は体を起こす。
痛みはほんの少しマシになったけど、やっぱりまだ駄目そう。
手すりを伝って階段を降りる。
『は〜い』
扉を開くと、そこに立っていたのはゴリラと金髪。
じゃなくて今井さんと三橋だった。
『今井さんに…三橋！？なんで三橋！？』
なんでそんな驚いた目で私を見るんだ2人とも。
『あ、あの〜…？』
今井｢A…心配したぞ…意識失ったって聞いて、｣
担任、ちゃんと伝えてくれたんだ。
『ごめんなさい今井さん、ちょっとチンピラに絡まれちゃって…えへへ』
三橋｢お前…それ誰にやられたんだ。｣
『へ？』
三橋が私に近寄ってお腹の痣を指さす。
おそらく入り込んできた風でTシャツがめくれた時に見えたんだろう。
『全ｯ然知らない人。ってか、そんな気にしないでよ。笑 なんで三橋が私の心配するの。』
三橋｢心配するに決まってんだろ。｣
いつにも増して真剣な表情の三橋。
三橋｢…とりあえず邪魔するぞ。おい今井、｣
『えっ…いいけど。』
今井｢悪ぃ、俺この後予定があるんだ。A、…後でそいつらどんな奴だったか教えてくれ。三橋、頼むぜ。｣
『分かりました。また後で。』
今井さんは下を向いたまま振り返って行ってしまった。
どうしたんだろう、今井さん。
いつもの馬鹿ゴリラ状態で絡んできて欲しかったのに。
三橋が玄関の扉を閉める。
『どうぞ〜…った、いたた…』
ずっと寝っぱなしの状態だったので、更にお腹が痛んだ。
｢ｯ…おい、｣
『何、っうわ！？』
三橋が急に私の体を抱き抱える。
『ちょちょっ！？待って、三橋、！？』
そのまま２階に着き、ベッドに優しく体を降ろされる。
どうしちゃったのよこの子…。
｢朝…お前居なくて心配したよ、｣
『えっ、何そのテンション！？三橋！？！！普段もっと元気でしょ！！』
肩を掴んでブンブンと揺らす。
｢何があったか、俺に教えてくれ。｣
『いい…けど、なんで？』
｢そいつらぶっ殺しに行くんだよ…｣
『…え！？』
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葵 - 引き続き読ませてもらいました！面白かったです！ (2021年11月6日 18時) (
レス) @page50 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
そちゃん(プロフ) - みかんの缶詰さん» なななななんて嬉しいこと言ってくれるんですか！！めちゃくちゃ励みになりますありがとうございます…(o_ _)o三橋と相良君日に日に尊みが増します……。 (2020年8月10日 0時) (レス) id: b7205d7190 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの缶詰(プロフ) - ｷｬｬｬｬｬｬｬ!/////好き！！相良さんの少し強引だけど相手の事を思いやってくれるその思いが好き!!!!!!!!それに加えて三橋さんって!!!!三橋さんからのお姫様抱っこはやばい!!!!!!!!そちゃんさんの小説いつも楽しみに見てます！！更新頑張ってください!!待ってます！ (2020年8月9日 23時) (レス) id: 2460e89386 (このIDを非表示/違反報告)
39 - 相良君めちゃくちゃかっこいいです...更新頑張ってください！！これからも応援してます！！ (2020年8月9日 17時) (レス) id: 72b49a1bfe (このIDを非表示/違反報告)
ののか - はい！頑張りすぎないで頑張られてください！楽しみにしています！更新してくださったのもものすんごく面白いです！なにせ相良が尊い…( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!! (2020年8月7日 18時) (レス) id: 79df10e130 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そちゃん. | 作成日時：2020年8月2日 4時
