こんなプリキュアは嫌だ！ (ページ4)

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世界中からの抽選って、何分の一の確率？？ページ4

「もう、早く決めてよ～！
もうあと一ヶ月後には敵がやって来るんだからね！」

いや「ね！」じゃないだろ。

こっちは許可出してないんだよ。

てか、選ばせる気ないだろ、このぬいぐるみ。

私は嫌だから、もう一回抽選で決めれば？

「え～。そんなのできるわけナイじゃん。

世界中の子たちから抽選なんて面倒臭いし。」

おい。それが本音だろ。

「今回、やっとキミに決まったんだから腹くくってよ～☆」

……まあ、大変だとは思うけど。

「でしょ！！！！！」

うお。いきなり近づいてくるなよ。

「ね、いいでしょ！ね！？」

なんかめっっっちゃ必死だなあ。

「……だってキミをプリ⚪ュアにしなかったらボクが怒られるもん。」

「昨日社長に絶対キミをプリ⚪ュアにするって約束しちゃったんだよ～。」

おい。色々ツッコみたいところが……。

っていうか、ぬいぐるみに上司とかいるんだ…。

「キミと契約しないと給料が50円になるんだよ～。」

やすっ。今まではいくらだったの？

「100円」

やすっ。ほとんど変わってないじゃん。

何で？

「あのね？今までのプリ⚪ュア達がバトル中に周りの建物とか壊すからさあ…。

年中借金なんだよね。」

あ、だからぬいぐるみもボロいのか。

「そうそう。で、契約してくれる？」

あ、無理です。