青い神々の混沌 (ページ9)

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dey5　part1 ページ9

「起きて……あぁ、目は閉じたまま。

　起き上がらず、そのまま聴いて。」

誰かの声が聞こえる。

とりあえず俺は、その声に従う。

「今日の夕方、電車が通る時

　貴方には時計台に来て欲しいの。」

時計台？前にアクセル達とアイスを

食べた所だろうか。

確かにあそこからは電車が見えていた。

「そう、貴方が想像している場所で

　合ってるわ…。とにかく、来てね？」

彼女の声はそこで止んだ。

俺はベッドから降り、アクセルを探した。

「アクセル、少しいいか。」

「おぉ、どうした？アイト。」

幸い、アクセルはホールにいた。

「あの…夕方になったら

　前に連れて行ってくれた時計台に

　送って欲しいんだ…。」

「ふぅん、ラクシーヌとデートか？

　そういやさっき、ラクシーヌが

　お前の事探してたぞ？」

「……デートなんて勘弁してくれよ。」

「誰とデートですって？

　私はこき使うタイプよ？

　何をとは言わないであげるけど。」

ハッ、と振り返ると

そこにはラクシーヌがいた。