青い神々の混沌 (ページ4)

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day2 ページ4

目が覚めると、俺は白い部屋にいた。

冷たいベッドが、無機質さを

静かに伝わらせてくる。

「おっ、目ぇ覚めたか？」

横から誰かの声が聞こえる。

「……ソラ、は。」

俺はゆっくりと起き上がる。

赤い髪のやつは、悲しそうに笑いながら

「おぉ、ソラに逢ったのか。

そりゃあすげえぞ。羨ましいなぁ。」

「お前、誰なんだ？」

「おぉ、俺か？アクセル、だ。

お前、ちゃーんと記憶しとけよ？」

記憶、か。

彼奴の、記憶。

やっぱり思い出せない。

名前すら出てこない。

「どうした？そんなしかめっ面して。」

「そういえば、

あの顔に傷がある奴は何処に……。」

「あぁ、サイクスか？

アイツならまだ……。」

「サイクス、って言うのか。」

「ま、今日は何も考えなくていいから

寝ろ寝ろ。後でアイス食わせてやるよ。」

言われるがままに、

俺はもう一度ゆっくり寝た。眠かったので。