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「紹介したい人？」
平日、午後1時。
いつものようにランチタイムに社外でランチを食べていると、同僚の美沙が私に紹介したい人がいるという話を持ち掛けてきた。
「そう！紹介したい人！Aの写真見せたら、会いたいってさ！Aもこの間彼氏と別れたばっかだって言ってたし、ちょうどいいかなって。どう？」
ハヤシライスを食べていたスプーンで私をさし、ウインクをする美沙。
確かに彼氏とはつい先月別れたばっかだ。
原因はよくあるすれ違い。
大学時代から付き合っていて、全く違う業界に就職した私たちはお互い会う時間を作れず、自然とすれ違いも多くなり、付き合っている意味が分からなくなったため別れた。
彼のことはそれなりに好きだったけど、「まあ、そんなもんか」と自然と腹をくくることができた。
「…私は別にいいけど。美沙は大丈夫なの？知り合い同士が恋仲になるとしたら気まずくならない？」
「だーいじょうぶ！Aも乗り気なら、さっそく予定合わせるね！誰かはびっくりさせたいから、当日までのお楽しみ〜。」
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作者名：Rica | 作成日時：2018年12月13日 12時
