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eighteen ページ18
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私たちと売店のおばさんしかいない、殺風景なパーキング。
小さなベンチに腰掛け、ソフトクリームにスプーンをさす。
「寒いね。」
肩をすぼめて寒そうにする紫耀くんを見て、笑みがこぼれる。
「なんで寒いのにソフトクリーム買ったの？(笑)」
「だっておいしいじゃん、パーキングのソフトクリームって。好きなんだよね。」
紫耀くんがバニラで、私はチョコレート。
二つの味で迷ってや優柔不断な私に紫耀くんが「じゃあ別々の味を買おう、分け合いっこできるでしょ？」と提案してくれた。
「ん。」
バニラ味のソフトクリームがついたスプーンを私に差し出す紫耀くん。
これ、食べろってことかな？
あーんと食べるのが恥ずかしくて躊躇していると「ん、」とさらに私にソフトクリームを突き出してくる紫耀くん。
恥ずかしさに躊躇しながら食べると満足そうに「いい子。」とほほ笑んだ。
なんだか、子ども扱いされているみたい。
「…恥ずかしい。」
「ふふ、可愛い。チョコレートは？おいしい？」
私にあーんしろと催促するように、私の顔を覗き込む紫耀くん。
本当にこうゆうのってずるいと思う。
いっつも私ばかりが振り回される。
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作者名：Rica | 作成日時：2018年12月13日 12時
