夜道には気をつけろ.4 ページ4
土方side
両手に手錠を掛けられながら取調室で座っているフードで顔の見えぬ辻斬り(仮)....てっいうか絶対人斬ってるだろコイツ。
腰には刀が三刀も差してあった。
どう考えても怪しい。
土方「おい....テメェら何やってだ....」
『何って....』
「ジェンガでさぁ」
取調室の机には高く積み上げられたジェンガ。
辻斬り(仮)とジェンガを楽しむ総悟。
土方「んなもん見れば分かんだよ!!!!なんでこの状況で呑気にジェンガしてんだよ?!」
友達かのように盛り上がっている2人。
辻斬り(仮)がジェンガを抜くと一気に崩れ落ちる。
沖田「あー辻斬りさんの負けでさぁ」
『えー手錠ありのハンデなのに〜』
___バンッ
呑気な辻斬り(仮)の前にある机を手のひらで叩く。
するとようやくこっちを見た。
『人なんて斬って無いですよ?』
キョトンとした様子でいう....フードで顔は見えねぇが。
土方「じゃあその刀はなんだ?」
『........形見?』
土方「絶対今考えただろ!!」
ふざけてやがる辻斬り(仮)に怒鳴ると総悟は「脅迫はダメですぜぃ」と言いながら崩れたジェンガを積み立て始めた。
すると取調室の扉が勢いよく開けられた。
近藤「トシ!」
土方「悪ぃ近藤さん、今取り調べ中だ。話なら後で__」
近藤「いや!その取り調べ中の人物なんだが!」
焦った様子で話す近藤さんの話に耳を傾ける。
しかし近藤さんから発せられた言葉は信じ難いものだった。
近藤「とっつぁんからの推薦で来た隊士らしいんだ」
「「は?」」
144人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時