弾ける赤い泡

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＿＿＿ppp....


『こちらキティ。8号車貨物、途中で爆発したそうよ』
「ﾁｯ....そういう事か」



シェリーがベルツリー急行に乗るとベルモットから連絡があった為、到着予定の名古屋駅へプラスチック製爆弾を仕掛けていたジン。
だが到着する前に爆発したため、名古屋駅へ到着することは無かった。



そしてベルモットからはシェリーを始末したとの連絡。



『残念ね。折角の爆弾が無駄になって』
「まあ、良い。シェリーを始末出来たならな」
『そう？じゃあ私はバーボンとこれから合流するわ』



ジンとの連絡を切りAはバーボンの元へと急いだ。
ペアを組んでからと言うもの、一緒にいる事が増えた2人。
今日の任務も本当は2人でのはずだったが、シェリーの始末となるとベルモットは譲らなかった。



『(本当にシェリーを消したくて堪らないのね)』


Aはそう思いながら人混みの中、バーボンを探し出した。
あの金髪、本当に探しやすい。なんて思いながら。


『透！』
「あ、A！」


恋人設定のため互いに下の名前で呼び合うと見知った顔ぶれが目に入った。


「Aさんもミステリートレインに？」
「安室さん2人で乗れば良かったのに！」


この前ポアロで一緒に同席した蘭と園子、そしてAの目線の先には....



『あら？コナン君じゃない』
「?!....久しぶり！Aさん！」


何かと縁のあるコナン。
今回の事件で安室＝バーボンが成立したコナンはキティであるAに警戒心剥き出しだった。
そしてAはもう1人の人物に目を向けた。


ハイネック姿で眼鏡をした高身長の男＿＿＿沖矢昴に。

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