弾ける赤い泡

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＿＿＿ｶﾗﾝｶﾗﾝ....


店内へベルを鳴らして入ればそこにはエプロン姿で接客をするバーボン。もとい、安室透がいた。
店内は女子高生や年配の方、老若男女様々な客が居る。



「いらっしゃいまっ！...どうしたんですか...」
『....彼氏のバイト先に来たら不味い？』


演技を始めた2人。
ベルモットの助言もあり恋人として偽装することにした。
恋人という立ち位置ならいつ一緒に居ても違和感はないため、情報交換などしやすいだろうとの事。


すると店内には2人の会話を聞いてる人物がいた。



「か、彼氏?!」
「安室さん彼女さん居らしたんですか？」

「ええ、まあ...」
『彼女の存在隠してたなんて酷い...』


女子高校生2人が先程の会話の“彼氏“というキーワードに反応した。
まるで照れ隠すような反応をする安室とジト目で睨む(彼女)。


「ブロンド美人....ひぇ....流石安室さんハイレベルすぎる。」
「ちょっと園子！あ、いきなりすいませんでした！私、毛利蘭って言います」
「私は鈴木園子！」
『私は永瀬Aです。よろしくお願いしますね？』


ニッコリと微笑んだAに女性でありながらも蘭と園子はほんのり顔を赤くした。
Aには人を魅了する能力もある。
それは本人は無自覚だが。

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