33話 シーザー気球再び ページ38
A視点
A
『た、たすけます！助けますので！とにかく船をグリーンビットへ回してください！』
チョッパー
『ええー！？無茶言ってきられたぁ？！』
ナミ
『で、でも助けに来てくれるって言ってた！』
ーー
船を回して欲しくて助けるって言ったけど、どうしよう
どうしたらいいんだろうか。船が遠すぎる。キャプテンみたいな能力が私にあるわけじゃないし
A
「……」
シーザー
「…」
目が合う私たち
A
「シーザー、船まで飛ぶのよ！」
シーザー
「……！？」(お前ら揃って俺を移動手段にするな！Σ)
A
「じゃあ、いいのね……？」
私は先程取ったシーザーの「声」が入った瓶から声の塊を取り出し、少し握る
A
「ニヤぁ……」
シーザー
(くっそぉ……！てめぇとロー、覚えてろよ……！)
A
「私も鬼じゃないわ。私を船まで届けたら、「声」返してあげる」
シーザー
「……！」(くっそぉお！)
ーーーーー
A
「もっと急いで！シーザー！」
シーザー
(人使いの荒い女だ…！ちょっと顔がいいからって……！)
A
「さっき言ってたガスエネルギーとやらをありったけ使うの！できるでしょ！」
シーザー
(……)ピキピキ！(…声戻ったら覚えてろ…)
シーザー
(……そういえば俺、ローに心臓も取られてるんだった……)
ーーー
ブルック
「よほほー！素晴らしい音楽と海の芸術！」
ジョーラ
「アータ！いける口ね！」
ナミ
「船を止めて！まさか、グリーンビットへ行く気？！」
ジョーラ
「ローが見たら驚くだろうね！シーザーを受け取りに来たのがアータ達じゃなく、私だったら！！」
チョッパー
「ブルックの様子が変だー！お前！裏切るのか？！」
A
「もうすぐ船……って船？！Σ何あれ？！」
私がお世話になったサニー号が変なアートに？！能力者か…！
A
「みなさーーん！無事ですかーー！返事してください！」
チョッパー
「Aだ……！お、おおい…！ダメだ…声が…！」
ナミ
「ほ、ほんとにしんじゃう……！たすけて…！」
ブルック
「よほほ…！」
ジョーラ
「何ざますか？あれは……ん？シーザー？！」
チョッパー
「ほ、ほんとだ…！シーザーに乗ってる…？！」
ジョーラ
「シーザーを連れてきてくれたんザマスか？！」
A
「んなわけないでしょ！」
私は人獣化し、船へ降りる
A
「ふうぅ……！」
全員
「A…！？」
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作者名：東雲 | 作成日時：2022年8月3日 0時
