31話 因縁…？ ページ36
A視点
A
「はぁはぁ……！」
森の中は巨大な植物だらけ。身を隠しやすい
人に戻れば、身を隠せるが、シーザーが目立つ。無駄にでかい
ドフラミンゴ
「ふっふっふ！」
A
「…！？どうして…！」
私はかなりのスピードで走っていたはずだ。追いつけるなんて
もう後ろにはドフラミンゴの姿がある
ドフラミンゴ
「ふっふっふ！このまま鬼ごっこを続けるか…？A」
A
「…！」
戦うか…？
いや、私はキャプテンからナミさんにでんでん虫を繋ぐことを任されている。それにシーザーに目を配りながら戦うのはこちらとしても負担になる
走るんだ。追いつかれないように
ドフラミンゴ
「弾糸(たまいと)！」
A
「！？」
後ろの足に何か刺さったような感覚
私は転んでしまった
ドフラミンゴ
「さて、俺と来てもらおうか」
A
「…くっ…キャプテンはどうした！」
ドフラミンゴ
「物事には優先順位ってものがあるんだ。ふっふっふ！」
こいつ…キャプテンがあんたに恨みがあること知ってるんだ。それを利用してキャプテンを放っておき、私の所へ来たという訳か
A
「キャプテンは無事なの…？！」
ドフラミンゴ
「それを聞いてどうする…今は何も無くてもこの先無事じゃなければ、意味がねぇだろ。知りたきゃ自分の目で確かめるんだな」
A
「あんたが私に何を求めてるか知らないけど、私はあんたが嫌い！ついて行くわけもないわ」
ドフラミンゴ
「ふっふっふ！俺は返して欲しいだけだ。その」
ドフラミンゴ
「悪魔の実の力を」
A
「さっきから、何を言ってるの？私のこと、随分知ってる風ね。でも私はあんたのことなんて知らない。」
ドフラミンゴ
「片思いってやつか？！ふっふっふ！」
ドフラミンゴ
「寄生糸(パラサイト)」
A
「…？！」
私の手が勝手に動く
そしてドフラミンゴに勝手に近づき、片腕を掴まれる
A
「な、なにこれ…！勝手に…！」
シーザー
「んー！んー！」
ドフラミンゴ
「…うちのビジネスパートナーに何をした…元に戻せ」
A
「…！はなせ…！」
私は「人」に戻る。人獣化の時よりかなり小さくなるので腕も細くなる
が、それでも体が勝手に浮いている。なんの能力…？！
ドフラミンゴ
「王宮に来てもらうぞ。ふっふっふ！」
A
「きゃ、きゃぷて…！」
ロー
「room！シャンブルズ！」
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作者名：東雲 | 作成日時：2022年8月3日 0時
