検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:6,657 hit

_5 ページ6

「…どうしたの?」

妃海「んー?ちょっとね♡」

「何…?用ないなら行くけど…」

妃海「あー待って待って、ちょっと来てよ」

「私仕事が…って…」

無理矢理腕を引かれ連れていかれる

あーあ、マネージャーの仕事があるのに…


連れていかれた先は女子トイレで、妃海は鏡を見つめながら言った

妃海「Aはなんでモテモテなのかなぁ?」

…面倒くさいな、適当におだてて早く戻ろ

「…はは、妃海の方がモテるんじゃないかな」

ニコと笑って私は言った

妃海「そうだよ、私の方がモテるよ。私の方が可愛い。なのになんでAばっかりチヤホヤされてんの?
見てて虫唾が走る………ほんと邪魔、消えてよ……」

鏡に映る妃海の顔は恐ろしい程歪んでいた

「…妃海、体育館戻ろう?マネの仕事があるでしょ」

私は妃海にそう言い、自分だけトイレから出ようとした

妃海「待ってよ、まだ話は終わってない」

「……後にしようよ、仕事が先」

妃海「そうやってすぐ綺麗事並べて…!!」

「綺麗事じゃ……」

私は言葉を止めた

もう妃海には何を言っても怒らせるだけだと判断し、後の部活に支障が出ないよう大人しくすることにした

妃海「…あぁそっか、マネの仕事こなすくらいしかいい所ないもんね。そりゃ一生懸命やるよねぇ

今のうちに調子に乗ってれば?そのうちアンタの人気は全部私の物になるんだから」

妃海はドンと私の肩にわざとらしくぶつかり、さっさとトイレを出た



私も小走りで体育館に向かったが、

黒尾「…あ、どこに居たんだよお前」

「黒尾、って…汗だらけじゃん」

黒尾「誰のせいだ」

…もしかして探し回ってくれたのかな

黒尾「珍しく仕事もしないでどっか行くとか心配するだろうが」

優しめなデコピンをくらった

「いたっ……ごめん、」

黒尾「おう、芝山と犬岡が代わりに仕事してくれてるから早く戻ろうぜ」

「まじか、急ごう」


小走りをする私の横には黒尾が早歩きをしているのに気付く

…歩幅、合わせてくれてる…

黒尾の額から汗が滴っていて、色気…というものが感じられた

「かっこい……あっ」

黒尾「は??」

二人同時に止まる

…口が滑った、滑りすぎた。やってしまった

黒尾「…何、今なんて…」

「空耳じゃない???ほら早く行こう。ね??」

上手くはぐらかして逃げようとするが

黒尾「逃げんなよ」

簡単に腕を掴まれてしまう

…どうなるんだこれ…

_6→←_4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レイ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2019年1月13日 17時) (レス) id: 69c35e79dd (このIDを非表示/違反報告)
友月(プロフ) - q(*・ω・*)pファイト! (2017年3月12日 22時) (レス) id: 495aaf9e3c (このIDを非表示/違反報告)
ネージュ - うん (2017年3月12日 21時) (レス) id: 4208adc36d (このIDを非表示/違反報告)
ネージュ - 更新割と早いじゃん凄いじゃん (2017年3月12日 19時) (レス) id: 4208adc36d (このIDを非表示/違反報告)
ネージュ - 頑張ってね!! (2017年3月10日 23時) (レス) id: 4208adc36d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にわとり | 作成日時:2017年3月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。