虹色七侍のうさぎさん【JW】3 (ページ7)

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紅一点、誤解されました 3 (rq) ページ7

▽重岡side

予想通りAへの風当たりが強くなった。

SNSの誹謗中傷はもちろんのこと、ロケの先でなんも知らん奴らがAに向かって心にもない言葉を投げかけた。

最初は笑っていたAだったが日に日に痩せてきた。

もともと白い肌は青白くまるで病人のようだった。

最近飯もまともに食ってないだけじゃなく、睡眠もとってないのかクマがすごいことになっとる。

「おはよう、ございます」

望「おは、よう」

そんなAを見てられんくて声をかけた。

大毅「A、辛いならつらいって言え。」

「…大丈夫だよ。」

苦しそうに言ったAにある人が声を上げた。

崇裕「辛くないならなんで最近笑ってないん?!」

智洋「濱ちゃん…」

崇裕「お前は俺が今まで出会った人の中でいっちばん純粋でまっすぐな笑顔をする奴や。
最近、A笑ってないで？」

そう聞いたAは自分の顔を触った。

淳太「濱ちゃんの言う通り最近笑ってないで。辛いんやろ。なら遠慮なく言えばいいやん。」

照史「俺らグループやで？仲間やで？Aは一人とちゃうんやで。」

「…うちな、最初はほんまに平気やったんよ。やけど…この前スタッフさんたちが私のせいでメンバーにも迷惑かかってるって…それで、うち…！」

Aは根っからの真面目っこで誰よりも優しい奴や。

だから人の痛みを分かち合える子。

だからこそため込んでまう。

望「なぁ、俺が初めてAに話しかけた日のこと覚えとる？
俺、Aにあこがれて事務所入ったからめっちゃうれしかったんやで」

「うちに…？」

望「あんなにたたかれてるのに芯がしっかりしててやけど周りの人の意見も受け入れる。
同い年なのにすげぇって思った。誰からも愛される奴なんておらん。やけど、誰からも愛されん奴もおらんのやで。」

Aには一番響いた言葉だっただろう。

同い年で一番絡みのあるメンバーの小瀧だからこそ言える言葉。

Aは涙を流しながらキラッキラの笑顔を俺らに向けた。

あれから一週間後、Aはほんまに愛されてる子やったらしく同じ現場にいた共演者さんたちが誤解を解いてくれたおかげでAへの圧は収まった。

いつもの元気に戻ったAは今日も淳太に叱られてる。

淳太「A！」

「引っかかるほうが悪いんやで!!!」

この明るさを保っていけるように頑張らなな笑

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お題箱からのリクエスト
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