次期最強と現最強【五条悟】

☆楽しい楽しいお出掛け ページ9

『皆でお出掛け？』





家入「ちなみに拒否権はありませーん」





五条「はぁ？勝手にも程があんだろ」





『それ勝手の権化であるお前が言っちゃう？』





隣のThe勝手野郎は机にそれはもう長い御御足を乗っけて面倒臭そうに言う。





夏油「悟、気は進まないだろうが夜蛾先生の提案だ」





五条「提案であって命令じゃないんだろ。だったら俺は行かない」





夏油「悟…」





『はぁ〜…これだから世間知らずのおぼっちゃまは』





五条「あ"？」





『自分を中心に世界が回ってるって思ってるタイプじゃん。うわ〜ガキ』





五条「……」





無言で私を睨む五条。





『そうじゃないなら他人の意見を聞き入れて、自分の為じゃなく誰かの為に行動してみろよ』





あれ？



私めっちゃいいこと言ったんじゃない？





家入「Aがまあまあ良いこと言ってる…」





夏油「明日は雨か、もしくは雪が降るかもね」





『ねぇ、二人とも、私をなんだと思ってる？』





「「五条/悟と同レベルの子供」」





『私お買い物行かない』





五条「自分の発言に責任持てよ。お買い物ってやっぱガキだな」




・




硝子にプリンアイスを買ってもらうことを条件に、私はお出掛け組一行に加わっていた。





『プリンアイスぅ〜』




五条「アイス如きで釣られるとか本当ガキ。なんでこんなのが最強なんだよ」





五条、お前の発言はバッチリ聞こえているが、今の私は機嫌がいいから聞き逃してやる。



命拾いしたな。





家入「じゃあ次は服！服買いに行こ！！」





五条「はぁぁぁぁあ？！もう十分だろ」





夏油「まぁまぁ。たまにはいいだろう？」





五条「たまにはっつーか初めてじゃねぇか」





そうだよ。



どっかのクソガキが肯定も否定もしないから、今までは皆で出掛けるなんて出来なかった。






おや？





『………皆、ちょっと先に行ってて』




家入「え？なんで？どしたの？」





『めっちゃイケメンな人がいたから声掛けてくる』





家入「…は？ちょ、A！？」





五条「………」

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