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五十八 ページ13

高専に戻った私を待っていたのは、五条悟だった。



蒼社家は今壊滅したと言っても過言じゃない状態。



彼に畏まる必要はなかった。





五条「…蒼社A、話がある」




『私にはありませんよ、五条様』




五条「今日、何処に行ってた?」





相変わらず彼は私の意見を尊重してはくれない。





『何処に行こうが私の勝手だと思うのですが』




五条「言えない理由でもあるのかよ」




『言わないといけない理由があるんですか?』




五条「……蒼社」





五条悟の拳は怒りからか僅かに震えていた。





『…何故、私が何処にいたか知りたいんですか?』





五条悟に今までそんなことを聞かれた覚えはなかった。



だって彼は私に興味も関心もない。



あるのは嫌悪だけ。





五条「…いや、もういい」





彼はそのまま踵を返して歩いて行ってしまう。



彼の言動を疑問に思いつつも、深く考えることはしなかった。











高専の廊下を歩いていれば、1年3人が歩いて来るのが見えて、恵に声を掛けた。





『恵』





私に気付いていなかったらしい恵は、私の姿を見るなり動揺した様子を見せた。





『…?恵?』





いつもと様子が違う恵を見て、他の2人の顔色も窺うが、どちらも複雑な表情をしていた。



五条悟の様子といい、彼等の様子といい、何かがおかしい。



私の知らないところで何かが起こっている。





『……恵、私が何処に行ってたのか聞かないんだね』




伏黒「え…」




『朝勝手に出て行っちゃったから怒られると思ってた。怒らないならそれでいいんだけど』





そう言って作った笑みを浮かべれば、恵はハッとしたような表情をする。



作り笑いだとバレたかもしれない。





伏黒「A、俺は…!」




『…恵、婚約の話は無しにしよう』




伏黒「…は?」





これはちょっとした賭けだった。





『もう蒼社家は潰れたようなものだし、恵はもう自衛できる。婚約なんて必要ないでしょ?』





微笑む私と、複雑な表情を浮かべたまま固まる3人。





『…そういうことだから。じゃあね』





自分の知らないところで何かが起こっているというのは非常に気に食わない。

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よっちゃん - すきすぎたやばいですね。。。。。。別の作品も頑張ってください (2月6日 3時) (レス) id: 7291101692 (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - レネットさん» コメントありがとうございます!アリスのことを好きになっていただけて作者は嬉しいです…レネットさんの心を満たせるような小説を書けていたなら心から良かったと思います(^^)こちらこそ読んでいただきありがとうございました! (1月6日 11時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 最初読んだとき、アリスちゃん嫌な奴だな…と思ってたけど最後まで読んだらアリスちゃんを好きになっしまった…。そして七海のハンカチを差し出すという紳士的な振る舞いがカッコよすぎて心が満たされました。面白かったです。ありがとうございます。 (12月31日 23時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - ccndayoさん» コメントありがとうございます…!とても嬉しいです。ccndayoさんの好みに合う小説を書けていたなら、良かったです(^^)こちらこそ読んでいただきありがとうございました! (12月28日 12時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
ccndayo(プロフ) - 読ませて頂きました。もうホントに素敵すぎて途中途中感情移入しちゃって涙が出ました。小説も夢小説もたくさん読んできましたが私のどタイプな内容でした…。素敵な作品をありがとうございます (12月27日 22時) (レス) id: 625a5cfc03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹葉 | 作成日時:2020年12月1日 16時

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