私を女避けにするな後輩。【呪術廻戦】

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『はぁ…期間は？』


五条「俺が好きな奴と付き合えるまで」


『あぁ、それは無理だね。だって今の時点で付き合えてないなら君の顔には興味ないってことで、君の性格は終わってるからどう考えても付き合えない。はい、エンド』


五条「お前マジぶっ飛ばすぞ」



ぶっ飛ばしたいのはこちらだっつの。


そもそも先輩に対してなんだその態度は。今まで何度か話したことあるけど、ここまで不躾な態度は執られたことなかった筈だけど。



五条「つーか俺に弱み握られてんのちゃんと分かってる？」


『態度急変しすぎてウケる』


五条「お前にだけは言われたくねぇわ」


『私にはちゃんとAっていう名前があるんだけど？このゴキ…じゃなかった五条悟』


五条「誤魔化せてねぇんだよ、猫被り女」




事実なのに誤魔化すなんてそんな難しいことできるわけないじゃんと思っていれば睨まれた。




五条「取り敢えず俺と付き合わないならこの動画、先公には勿論、生徒全員にもバラすからな」



『別にいいよ。バラされたところで五条君に言えって言われたんですとでも言えばいいし？問題児代表の君と優等生代表の私、どっちの話が信憑性あると思う？』



勝ち誇った笑みを浮かべて言ってやれば、五条悟は鼻で笑う。



私の予想では焦って別の手段を使ってくる筈なのに。




五条「まぁ優等生大好きな先生方はそうかもしんないけど？全生徒が味方だとは思わない方がいいと思いますよ？二条A先輩？」



『何…！？』



五条「そのあるあるな反応どうにかなんねぇのかよ。聞いててイタいわ」



『態とだよ。敢えてこういう反応をして油断させるのが常套手段でしょ。馬鹿なの？』



五条「自分でネタバラシしてりゃ世話ねぇよ。つかお前のせいで話の腰折れただろうが。どうすんだよ」



君が突っ込まなきゃ続いてたわボケ。



『全生徒が味方じゃないってどういうこと？』



と続きを促してあげる私はとても優しいと思う。



五条「お前の化けの皮を剥がしたいって奴なら何人もいるんだよ。特に女に」



『あ…』



五条「心当たりでもあんの？」



『さっきの君の真顔、何かに似てると思ったらあれだ。チベットスナギツネに似てたんだ』



五条悟は私の言葉を聞くなり携帯を操作し始め、数秒後に動きを完全に止めた。



五条「決めたわ。バラす」



『そのバラすって情報をだよね？私の体のことじゃないよね？どうして術式を私に向かって使おうとしてるのかな、五条悟』

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