私を女避けにするな後輩。【呪術廻戦】

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五条「なんでそんなに嫌がるんだよ。俺の恋人のフリとか普通の奴なら盛大に喜ぶんだけど」



『私が普通じゃないみたいに言うのやめようか。あのね、君自分の行い思い出せ？脅して言うこと聞かせてんだから嫌がるに決まってんでしょ』




あと自意識過剰やめろよ。私の周りには自意識過剰人間しかいないの？？もういっそ花子と付き合えよ。




五条「脅さなかったら大人しく恋人のフリしたのかよ」



『え、するわけないじゃん。馬鹿なの？』



五条「やっぱバラしていい？」



『どっちのバラすかは知らないけど、ちょっと待ってもらって。だってさ、恋人のフリしたって私にメリットないもの』




なんでこんな生意気な後輩の為に私が恋人のフリなんて面倒極まりないことをしなければいけないのか。



五条悟が本当に好きな人と付き合えるまで何年かかるか分かったものじゃない。




『そもそも偽の彼女作ってたら君の本当に好きな人は遠慮しちゃうんじゃないの？』



五条「そこは手を打ってる。俺が何も対策せずにこんな馬鹿なことすると思ってんのか」



『あ、馬鹿なことしてたって自覚はあるのね。正常で良かったよ。頭のネジ百本くらい抜けてるかと思ってた』




好きな人を嫉妬させる為に偽の彼女を作るってどんだけ回りくどいやり方だよと常々思う。



というか五条悟の性格なら真正面から“俺と付き合え”とかドストレートに言ってそうだけどな。




五条「本当性格悪いし、優しくない先輩だな。…こんな奴のどこが良かったんだよ」



『え？』



五条「うるさい」



『何も言ってないんだけど？』




それとも五条悟の耳には何か聞こえたのか？だとしたら私じゃなくて幽霊だから早くお清めした方がいいと思う、切実に。




五条「はー…だったらいいわ。お前の動画全員に見せてから終わりにしてやるよ」



『動画を削除して穏便に済ますという方法はないのか』



五条「ないね」




秒で返ってきた言葉に顔を顰める。




五条「これからの生活、精々楽しめよ」



『待て』



五条「あ？」




もし。一億分の一の確率で全員が五条悟の動画・証言を信じたとしたら。



これからの私の生活は一変する。まず“あの人やばい”的な目で見られることは避けられないだろう。一番最悪なのは私が優等生を演じていたと家族に知られることだ。




『一日考えさせて』




そう言って五条悟の部屋を出た。





・・・




恋愛ってなんだっけ…？
なんかごめんなさい(？)

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