逃げたいぶりっ子VS逃したくない最強《呪術廻戦》

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五条「何考え込んでんの？如月にとっては嬉しいことこの上ない提案でしょ？」




『いや、いいです。丁重にお断りします…』




五条「は？なんで？」




『なんでって…』





私を罠に嵌めるつもりでしょなんて本人に向かって言えないよぉぉぉ…




言ったらもっと酷いことになるかもしれない。




特級呪霊がいる所に放置されるとか、最悪殺されるかもしれない…





『五、五条君には蓬がいるじゃん』




五条「桃奈？桃奈はそういうのじゃないし」




『とか言って昔付き合ってもいいって言ってたやん』




五条「それは昔の話でしょ」





そんな簡単に割り切っていいんですか！？多分蓬はずっと君のこと好きですけど！？




夏油君から酒に酔う度に五条君に告っては振られてるって聞いてるんですけども！！




あ。そうじゃん。夏油君がいるじゃん。





『それに私、夏油君が好きなんだよね』




五条「ダウト」




『なんで！？』




五条「だって傑は僕よりイケメンなわけじゃないし、お金持ちってわけでもないじゃん」




『なんでだろう。素直に認めたくない』





五条君と同じくらいイケメンな人なんて世界中捜し回っても少ししかいないだろうけど、そこは謙遜するところだよ。





『そもそも何故急に結婚…？』




五条「え？如月の夢を叶えてやってもいいかなって思ったから」




『それだけ？』




五条「それだけ」





五条君はにこにこしていて何を考えているか分からない。おかしいな…昔は理解出来てた筈なのに。





『どうして私の夢を叶えてやってもいいって思ったの？』




五条「……………僕の為？」





超長い沈黙があったんですけど、果たしてそれに触れてもいいものか。




あと僕の為ってなんですかね。やっぱり私に報復する為ってことですかね。





『うん、やっぱり結婚出来ません』




五条「じゃあ僕と結婚しろ」




『言い方の問題じゃないからね、君』





あとなんで命令なの。元の性格はどう頑張っても誤魔化せないってことかな。





『結婚ってぇ…好きな人とするものでしょ？』




五条「それお前が言う？」




『てへぺろぉ♡』




五条「あー痛い痛い…すっごく痛いなぁ…目の前のこの人」




『そんな痛い人間に求婚してる君はなんなんだろうね』




五条「あー…何も聞こえないなぁ」





はい、皆様ご一緒に。




なんだこの人！

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