夏油ルート9 ページ35
夏油「もう一回言ってくれるか?悟」
五条「だからね?マウントを取りに来たよ☆」
夏油「なんのマウントを取りに来たのかは知らないが流石は屑」
『うん、屑ですね』
私も良い雰囲気をぶち壊した前科があるけども、五条君も中々のクラッシャーである。
五条「如月とキスしたんだ〜昨日」
夏油「は?」
『五条君!?それは普通黙っておくことでしょう!?』
確かに昨日時点では夏油君と付き合ってなかったし、恋心にも気付いていなかったけど、だからって言う!?
五条「しかも超濃厚なやつ」
『やぁめぇてぇぇぇぇぇ…』
なんちゅう言い方してくれんのぉぉぉぉ。
ちらりと隣の夏油君を見れば、
夏油「相変わらず手が早いな、悟。正直殺意を抱かずにはいられないよ」
まさかの笑顔を浮かべていた。
夏油「まぁ…でも」
夏油君は私の肩を抱く。
夏油「たったの一回だけだろ?その程度でマウントを取られてもね」
五条「あ"ぁ?」
『あの喧嘩だけはしな_______』
ふにっとした柔らかい何かが私の唇に触れる。それも一回ではなく短時間に複数回。角度を変えて。
それが何か分かった時にはもう顔から火が出そうだった。
夏油「今だけで四回したから、もう悟にマウントを取られることはない。私の勝ちだ。大人しく帰れ、悟」
五条「おま…っ!!」
夏油「それとも悟の言う超濃厚なやつをしてあげようか?……今すぐ。悟の目の前で」
五条「……もういいし…萎えたから。傑のバーカ!」
五条君は口を尖らせたまま、その場から去って行ったけれど、今の私にとってそんなことはどうでも良かった。
『死ぬ……死にますぅ…うわぁぁ…』
両手で顔を覆い、屈む。
夏油「これくらいで照れていたらこの先もたないよ?」
『急すぎるんだもん…』
夏油「そういう反応をされると我慢が出来なくなるからやめてほしいな。…本当に可愛いんだから」
『好きです』
夏油君は私と同じように屈み、顔を覆っていた私の両手を優しく退ける。
夏油「…やっぱり今日はずっと一緒にいたい。…構わないかな」
優しい笑みを浮かべる夏油君。
『ダメなんて言えないです…夏油君』
夏油「…ありがとう。A。好きだよ」
…心から思ったことを一言だけ。
私は幸せ者です。
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chiaki0708(プロフ) - 尊いです夏油くんルートあるの嬉しかったです!! (2022年1月9日 9時) (レス) @page47 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!いえいえ、こちらこそ説明が下手で申し訳ないです!! (2021年3月26日 8時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - 刹葉さん» 理解力なくてすみません(>人<;)全然大丈夫です! (2021年3月26日 7時) (レス) id: 1f315efa1e (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - あやめさん» 私TwitterしてるのでTikTokのシェアボタンからシェアさせてほしいという意味なんですが伝わりますかね…?説明下手で申し訳ないです… (2021年3月25日 20時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - 刹葉さん» こちらこそありがとうございます!私Twitter詳しくなくて、Twitterの方で私も投稿すればいいんでしょうか? (2021年3月25日 19時) (レス) id: 1f315efa1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2021年2月10日 20時