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五条side
それは傑を探していた時の出来事だった。
ポケット内から着信音が聞こえることに気付き、取り出して画面を見れば傑という表記。
夏油「あぁ、もしもし悟？実はAが____」
『傑くぅん！？お話の続きしよぉ？大好きぃ♡』
“何処にいるんだよ”と聞く間も無く一方的に切られた電話。
如月がなんだよ。
つーかなんで傑と如月が一緒にいて、如月が傑に好きなんて言ってんだ。
意味分かんねーし。
俺は如月のことが嫌いだし、生理的に受け付けない。
なのに何故かさっき聞こえた如月の声が引っ掛かって。
アイツと初めて会った時…というか如月が自己紹介する瞬間までは好印象だったからか？
正直あの時までは桃奈じゃなくて如月と話す機会の方が多くなるかもしれないと思っていたのに、今じゃ逆。
(初めましてぇ♡如月Aです♡皆ぁ、宜しくねぇ)
胸焼けしそうなほど甘ったるい声に、一々伸びる語彙。
甘い物は好きだが、甘ったるい声は心底嫌いだった。
家入「いつにも増してこっわい顔してんねー。またA？」
五条「そうだよ。ところで硝子、傑が何処にいるか知らねぇ？」
多分そこには如月もいるだろうが、傑がさっき何を言いかけたのか無性に気になってしまって。
家入「夏油ならAが自分の部屋に連れ込んでたけど」
五条「はぁ…？」
自分自身、表情がさっきよりも歪んだのが分かった。
“Aのこと殺すなよー”という硝子の言葉を無視して、寄り道もせず、真っ直ぐに如月の部屋に向かい、ドアを開けた瞬間聞いたのは
『私の夢は五条君と結婚することです！！！』
なんて馬鹿なことを抜かす如月の声。
五条「何それ。キモい通り越して殺意湧くわ」
『……あのぉ…なんでぇ…五___悟君がぁ…いるのぉ…？』
如月は笑顔で聞いてくるが、その笑顔に焦りの色が混じっていることなんて俺には筒抜けだった。
夏油「私も如月の意見には同意だな。…それに少し驚いた」
五条「なんで驚くんだよ。俺が何処にいようが勝手だろ」
『つまりぃ〜…Aの彼氏になりたいってことでいいのぉ？』
五条「死んでもなりたくねぇよ。だから死ね、如月」
『え？一緒に？』
五条「傑、コイツ殺していい？」
夏油「いいわけないだろ」
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chiaki0708(プロフ) - すごくすごーーーく面白いです！！面白すぎます！！早速続編行ってきます！ (2022年1月9日 8時) (
レス) @page37 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
とうみん(プロフ) - は！？おもしろ！！！何この作品！！？最高ですね。（語彙力低下） (2021年2月23日 10時) (レス) id: 3cb4113b8b (このIDを非表示/違反報告)
エナ - ぴえ…すごい好きです！主様のキャラは全てに魂が宿っているというか、なんかこう凄く好きなんですよね！ひたすらに面白いです！続編楽しみにしてます！ (2021年2月13日 16時) (レス) id: bf74a846b3 (このIDを非表示/違反報告)
まりもはまりも(プロフ) - 続編希望です！！！ (2021年2月11日 11時) (レス) id: 74a93495a7 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 私と同じ苗字でびっくりです…今日如月2回見ました笑 (2021年2月11日 2時) (レス) id: 85ad8c6978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹葉
| 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時：2021年2月4日 22時
