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五条side
五条「七海ー」
七海は僕を見るなり溜め息をついて、七海に支えられているAは顔を顰めた。
五条「あれ、なんで二人ともそんな機嫌悪そうなの？…え？僕迎えに来てあげた側だよね？」
七海「彼女である名雪さんの面倒を見るのは本来五条さんの役割の筈ですが」
五条「そう言われても僕七海から連絡が来るまでAが飲んでること知らなかったんだよ？仕方なくない？」
七海は“そうですか”と興味なさそうに呟き、支えているAに言った。
七海「話が違いますね、名雪さん。飲みに行く時は事前に五条さんに連絡していると言っていませんでしたか」
今更ながら、確かにそうだったと七海の言葉を聞いて思い出す。
今までAは必ず何かしらの方法で飲みに行くと僕に教えてくれていたのに、今回は何も聞いていないし、メールもなかった。
『………悪いかと思って』
五条「悪いって何が？」
『……』
聞き返した僕に答えることなくAは七海から離れて、覚束ない足取りで歩き始めた。
五条「おい、待てよ。じゃあお疲れ、七海」
Aの後を追おうとした僕に七海は、
七海「…名雪さんは本気で五条さんのことが好きなんですよ。貴方はどうか知りませんが」
と真意の読めないことを言って僕達とは真逆の方向に歩き始めた。
七海がどうしてそんなことを言ったのか考えようしたけど、Aの後ろ姿が少しずつ小さくなっていることに気付いた僕は考えるのをやめ、慌ててその後ろ姿を追い掛けた。
五条「A」
『なんだよ、禿げ』
五条「禿げてねーよ、この酔っ払いコアラが」
『今日はそんなに酔ってない』
五条「嘘つけ。酔っ払ってないなら七海に好きとか言わないじゃん、お前」
僕がどんな気持ちで駆けつけたと思ってるんだか。
『…やっぱ聞こえてたんだ？あれ態とだよ。ヤキモチ焼いてくれんのかなぁって思って』
薄ら頬が紅潮しているAは唇を尖らせて拗ねた子供のように聞いてくる。
五条「……危うくスマホを握り潰すとこだった」
『…そっか。…私五条のこと凄く好きだよ』
やっぱり酔ってる。
今すぐキスしてやりたかったけど、なんとか自制して
五条「そうかよ」
と素っ気ない風を装って返した。
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした！ (12月18日 22時) (
レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*ﾟ(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、！ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね？あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです！鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました！（笑）あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです！ (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹葉
| 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時：2021年1月12日 1時
