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五条達がラ◯ホに入って行ったのを目撃した翌日の昼過ぎに、私は一時間に百メートルという亀と同レベル、若しくはそれよりも遅いペースで歩き、五条と同居しているマンションに戻って来ていた。
ドアを開けた私を出迎えてくれたのは勿論五条…というわけではなく、この家の家事全般をアルバイトという名目でこなしているリンリン___基、鈴だった。
鈴「お帰りっす！Aさん！」
『ただいま〜』
癒される笑顔だ。
鈴「昨日はどうしたんすか？悟が心配してたっすけど」
『ははは、ちょっとね。そのクソ五条は今いる？』
鈴「あ〜、昨日は遅くまで仕事だったらしくて寝室で寝てるみたいっす」
『へぇ〜？』
睡眠不足になる程遅い時間まで腰振り続けてたんだね、あのクソ男は。
あー…やめよやめよ。
考えたくもない。
鈴「…？悟と何か？」
『ううん、何もないよ。クソ五条が屑だってことはずっと前から分かってたし』
鈴「…ちょっと今の話は聞かなかったことにするっす」
それが賢明だよ、鈴。
君はあんな奴みたいになるなよ。
溜め息をついてからリビングに荷物を下ろし、物音を立てないようこっそり寝室のドアを開ければ、日本人離れした色の髪が少し見えた。
鈴の言う通り寝ている。
いつもならお腹の上にダイブするか、顔面にミネラルウォーターをかけて起こすんだけど今日はとてもそんな気分じゃない。
だったらどうするか。
答えは一つ。
殴る。
前述の軽い嫌がらせ(人によっては結構ヘビー)で済ませてやるもんか。
一度の過ちとはいえ、浮気は浮気だ。
え？昨日と言ってることが違う？
ほら、乙女心と秋の空って言うじゃん。
要するに意見が変わったんだよ。
昨日の硝子の話を聞いて。
家入(浮気したんだから一発殴るくらい構わんだろ。アイツ屑だし)
ってなわけで。
足音を立てずに寝ている五条の傍らに立つ。
『……鼻血が出たら儲けものだな』
握り拳を作り、後は顔面に振り下ろすだけ。
五条「…彼氏の寝込みを物理的に襲うとか感心しないんだけど？クソコアラ」
『寝たフリしてたな、屑条』
ムカつく程整った顔面に一発お見舞いしてやりたかった。
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした！ (12月18日 22時) (
レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*ﾟ(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、！ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね？あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです！鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました！（笑）あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです！ (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹葉
| 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時：2021年1月12日 1時
