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ページ26

『ごめん。面倒な女で』





五条がまだ私を好きだったとして。




いや、多分まだ好きでいてくれてるんだろう。




五条の性格上、好きでなくなったのならハッキリそう言う筈だ。




私は今まで通りにアイツと話せるだろうか?




くだらない冗談を言い合えるのだろうか?




…一週間前、私は五条の話を聞くべきだった。




今更後悔しても遅いけど。





七海「名雪さんが面倒な人だということは学生時代から知っています」





『そんな前から面倒だと思われてたのは心外だな、後輩』





七海「こういう時だけ先輩面しないでもらえますか」





さっきまでの暗い雰囲気を打ち消す為に手厳しいなと笑いながら返し、気になっていたことをそのまま聞いてみる。





『それで?七海は私の結婚相手(仮)ということですが、それは』





七海「…………」





『何故途端に黙るのかね、ワトソン君』





七海「私はワトソン君などという名前ではありません」





七海の様子からして自分から進んで私の結婚相手に名乗りを上げたわけではなさそう。




安心した。





七海「……本来は行方が分からなくなった貴方を捜す為の手段だったんです」





『………あー…結婚相手になって名雪の屋敷を捜索する筈だったと。でも急に私が高専に居場所を漏らしたからその必要はなくなった。…となれば結婚相手になる必要もなくなったけど、うちのクソジジイはそれを許してくれなかった…ってとこ?』





七海「大体そんな感じですね」





なんというかそれは間が悪かったというか、タイミングが悪かったというか。





『メンゴ☆』





七海「悪いと思っているのなら誠意のある謝罪をしてください」





ご尤もな意見である。





『まぁ結婚の話はこっちでなんとかして白紙にしとくから七海はもう帰っていいよ』





七海「…もしこのまま京都に行くことになったとして。貴方は本当にそれでいいんですか?」





立ち上がった七海は最終の確認でもするかのように私に問う。





『……正直分からない。こっちより向こうに行った方が精神的にぼろぼろになるかもしれないし、逆に余裕が生まれるかもしれない。流れに身を任せてみるよ』





七海「そう…ですか」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 浮気   
作品ジャンル:恋愛
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした! (12月18日 22時) (レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*゚(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、!ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね?あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです!鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました!(笑)あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです! (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613  
作成日時:2021年1月12日 1時

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