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ページ17

あれからはもう最悪だった。




五条の所為で集中出来なくなり、祓除対象である特級呪霊を仕留め損なった挙句、腹部に浅くはない傷を負った。




服は破れ、布は赤黒く染まっている。





伊地知「名雪さん!!大丈夫ですか!?」





『ん、へーき』





車で待っていた伊地知にドアを開けてもらい、そのまま乗り込む。




硝子程ではないが私も反転術式は使えるので出来る範囲で治癒はした。





伊地知「五条さんは…?」





『…私が仕留め損なった呪霊の後を追ってる』





いつもなら絶対しないミスを五条がいる前でやってしまった。




ミスの原因なんて五条と別れたこと以外にないけど、アイツにはそう思われたくはない…けど流石に無理があるだろうか。




そう思っていれば私が座っている方のドアが開き、顔を上げればさっきまで伊地知がいた場所に五条がいた。




なんだよと悪態をつくまえに五条は言った。





五条「これなら別に大丈夫か」





『…っ』





それは間違いなく私の腹部の傷を見ての言葉。




五条はそのままドアを閉め、反対側のドアから車に乗る。





五条「伊地知、念の為急いで」





伊地知「はい!」





やめてよ。




放っとけよ。





『…どういうつもり?大きなお世話なんだけど』





五条「あ"?」





こんな些細なことでさえ、私の心を掻き乱す。





五条「…必要もないのに虚勢を張る癖いい加減直せば?」





『…な…っ』





五条「さっきの呪霊を祓う時だってそうだ。明らかに集中できてなかったのに一人で祓うことに拘って僕に頼らなかった。結果お前は負傷して呪霊を一度逃した」





誰の所為だと思ってんだよ。




五条が浮気なんかしなきゃ負傷することも呪霊を逃がすこともなかった。





五条「何考えてたか知らないけどさ、こんなことになるなら僕一人で来た方がずっとマシだったよ」





『私だって一人の方が良かったよ。一人だったらあんなミスしなかった』





こんな言い方をしたら五条とのことが原因でミスをしたとバラしているようなもの。




でも黙っていることはできなかった。





五条「何?僕の所為でミスしたって言いたいわけ?」

・→←散々



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 浮気   
作品ジャンル:恋愛
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした! (12月18日 22時) (レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*゚(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、!ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね?あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです!鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました!(笑)あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです! (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613  
作成日時:2021年1月12日 1時

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