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伏黒「…あの」
『何？伏黒』
任務に行く前に、私は一年の教室に訪れていた。
一ヶ月後京都校に移るという説明をする為である。
アイツがいるかもしれないと懸念はしていたが、本当にいたので、私は教室に入ることなく廊下から一年に話し掛けていた。
伏黒「なんで入って来ないんですか」
『まぁ、察しな☆』
五条「……A___」
『名前で呼ぶな、話し掛けんな』
「「「………え」」」
一年三人の声が見事に重なる。
『単刀直入に言うね。長居したくないから。…一ヶ月後から私は京都校に移ります』
五条「……は？」
虎杖「京都校って…じゃあこっちに来なくなんの！？」
『うん招集とかがない限りは来ないな』
釘崎「…なんで？」
『少し…頭冷やしたくて。忘れたいこともあるし』
残念そうにする虎杖と野薔薇。
伏黒は二人のように感情を表に出すことはなかったけど、私に向けていた視線を机に落とした。
忘れたいことというのは勿論五条とのこと。
きっと忘れようとしても中々忘れられはしないんだろうけど、距離を置くのは正しい選択だと私は思っている。
別れたぐらいでそこまでしなくてもいいだろうと思う人もいるかもしれないけど、そこまでしないと私の心は壊れてしまいそうだから。
それだけ五条のことを好きになってしまった。
『…もう分かってるだろうけど、そこの最強さんとは別れました。どうでもいいと思うけど一応の報告ね』
これから二年にも同じ報告か。
三年と四年にはあまり関わったことないからいいかな。
向こう行く前に乙骨に会いたかった…
五条「待てよ」
一年の教室から離れようとした私を呼び止めたのは五条。
『……話し掛けんなって言っただろうが。日本人なら日本語くらい理解しろよ』
虎杖「Aさん、ちょっと落ち着こうぜ…？な？」
虎杖の言葉で仕方なく黙った私に五条は言う。
五条「僕は別れたつもりないし、お前が京都校に行くのも認めないから」
『…いい加減にしろよ。ハッキリ言わないと分かんないわけ？私はもう五条と一緒にいたくないんだよ！！死ね！！』
そう吐き捨てて一年の教室から離れた。
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした！ (12月18日 22時) (
レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*ﾟ(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、！ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね？あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです！鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました！（笑）あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです！ (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹葉
| 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時：2021年1月12日 1時
