これから ページ14
夜蛾「京都校に異動したいということだが…何故だ?」
最近の私は夜蛾学長の気配を察知しただけでぷるぷる小刻みに震える病に罹っている。
しかし今回ばかりは震えるわけにはいかないので全身に力をこめた。
『東京校には最強であるクソ屑最低代表のゴミ条がいますが、京都校には圧倒的な強さを持つ人いないでしょう?だからです』
夜蛾「つまりAが京都校を支える…と?」
『そうです』
凄く尤もらしい理由でしょ、夜蛾学長!!
だから快く頷いてくれぇぇぇ!!!
夜蛾「…急だな。悟と何があった」
『ナニモナイデスヨォ』
ナウ◯カの後半に出てくる子供◯蟲の出血シーンの如く、ブシュッという音と共に身体中から冷や汗が吹き出てもおかしくなかったのによく耐えた私。
つかなんだこの例え。
分かりにくいな、考えたの誰だよ。
あ、私か。
夜蛾「A」
『ひゃい』
現実逃避したい。
夜蛾「先刻悟に会ったが酷い顔をしていた。……お前や傑がいなくなった時と同じような…な」
『そうですか。…私には関係ないですよ、悪いのあの人なんで』
夜蛾「……そうか。京都校へ行くのは構わん。許可しよう」
『マジですか!?やっ___』
夜蛾「一ヶ月後の話だがな」
『上げて落とすのやめてくださいよ学長』
滅茶苦茶嬉しかったのに。
数秒前のあの一瞬。
夜蛾「今日の任務だが、悟と組め」
『学長、嫌がらせは良くないと思います』
夜蛾「気を抜くなよ」
『話を聞いてください』
ここで一句。
学長は 理不尽だから 学長だ
下手くそかよ。
『おかしいじゃないですか、特級二人で任務なんて』
夜蛾「上層部の指示だ」
『そうですか』
上層部の指示だと言われてしまえば頷く以外の選択肢はない。
誰かさんは上層部の人間を酷く嫌っているが、私はそこまで嫌いというわけではなかった。
楽巌寺学長とも険悪って感じじゃないし、寧ろよくお話する仲だ。
虎杖を殺そうとしたのは許せないと思ったけど。
『ストレスで胃に穴が空いたらプリンアイス奢ってくださいね』
それだけ告げて学長室を出た。
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした! (12月18日 22時) (レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*゚(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、!ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね?あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです!鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました!(笑)あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです! (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2021年1月12日 1時