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☆後日譚 ページ41

従者「……A様」





廊下を歩いていた私と五条の前に現れたのは、五条を案内したであろう私の従者。




五条を屋敷内に入れたら殺すと言っていたのにも関わらず、彼は五条を屋敷内に招いた。




主人の命令に逆らったことに関しては頭を抱えるところだが、おかげで五条と話ができて関係を修復できたのだから流石にもう殺したりはしない。




そもそもの話、殺すとか言ったけれど、ちょっとした罰を与えるだけで本気で殺すつもりはなかった。





従者「五条悟を敷地内に入れた罰、謹んでお受けいたします」





深く頭を下げた彼に“罰なんて必要ない”と言い切れば、顔を上げ間抜けな声を漏らした。





『罰の代わりにこれからも宜しく頼むよ、志郎』





目を見開いた彼はそのまま数秒固まり、一度目を伏せてから改めて言った。





従者「これからも宜しくお願いいたします!…早速ですが寝所の準備ができました」





『「は?」』





今まで黙っていた五条と見事に声が重なる。





『寝所…?何言ってんの?まだ十一時なんだけど。え?昼夜逆転させろって言いたいの?』





五条「……もしかして僕にAを抱けって言ってる?」





『は?!』





こんなに続け様に“は?”なんて言ったのは今日が初めてだと思う。





従者「A様は元々婚姻相手を捜していた身です」





五条「…ちょっと待て。僕そんなこと一言も聞いてねーんだけど。A」





横から突き刺さる視線に気付かない振りをして下手くそな口笛を吹く。





五条「おい」





『……黙っててすみませんでした』





従者「そして名雪の者は全員五条悟との婚姻に反対している。その反対を押し切るには既成事実を作るしかありません」





五条「あー…分かった分かった。要するにAを妊娠させればいいわけね」





『いや無理です。さっき仲直りしたばかりなの分かってます?アンタ』





五条「なんで敬語」





首を傾げる五条を無視して志郎に告げる。





『…その問題は必ずどうにかするから期間伸ばしてくれない?これは志郎にしか頼めない』





従者「…!!分かりました!」





志郎はやはり忠犬みたいだなと笑いが零れた。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 浮気   
作品ジャンル:恋愛
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした! (12月18日 22時) (レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*゚(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、!ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね?あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです!鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました!(笑)あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです! (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613  
作成日時:2021年1月12日 1時

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