過保護のお兄ちゃん。出来ました。【m.f.m.f】

じゅーよん！ ページ12

「んで？どうするんだよ。」


真冬「えぇ〜……どうするべきですかぁ…
だってA可愛すぎますよ…これ買ってくれたんですよ？！あ"ぁ"〜……」



どうもこんにちは。一ノ瀬彼方基そらるでーす
真冬が家に来てから数時間が経とうとしてまっす。
ずっと同じ話をしてゲームしている真冬。
どんだけ好きなんだよ。
めんどくさいなぁなんて思っちゃうごめん。



真冬「ねぇそらるさん聞いてます？！」


「あ〜…半分聞いてなかった。」


真冬「それって聞いてないって言うんですよ知ってます？！」


「じゃあ聞いてなかった」


真冬「そらるさんはどう思いますか？」


「うーん……」



告白するなら告白してしまえ。
それだから過保護が治らないんだ。
なんて言いたいけど、真冬がうるうるした目で見てくることは分かりきってるから。



「だったら、間をとって俺が貰う」


真冬「え？！嘘ですよね？僕のAですよ？！」


「…ほら、分かってんじゃん。だったら、告白しろよ」


真冬「でも……兄妹だから」


「兄妹だとか関係ないんじゃないの？
好きなら好きで、兄妹は関係ない。」



自分が何を言ってるのかわかんないけど、
兎に角、兄妹の中で付き合うことに
何等悪いことはないと思う。
ましてや義理の兄妹なら付き合ってもいいんじゃないって思うのは俺だけ？？



真冬「……」


「な？挑戦してみてもいいんじゃない？」


真冬「…わ…かりました……がんばってみます」


「応援してるよ。まふまふ」


真冬「っ…はい！！」



相方なんだから、相談には乗る。
それだけしか出来ないから。
なんて俺がネガティブになっても仕方ないか。
さて、どうやってくっつけようかなぁなんて……
ちょっと楽しみになっているかもしれない。

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