【刀剣乱舞】母なる刀

二十 ページ22

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私は、大剣命









そう名乗っただけだったのだが









｢…おおつるぎ…！？｣





予想を遥かに超える反応を示した今剣





｢なにか…？｣






｢大剣命…刀神、御剣命のむすめで…ぼくらのははなるそんざい…そんなかたがなぜここに…｣







成程…私を知っていての反応だったわけですね




でも、何故知っているのでしょうか








｢私をごぞんじなんですね｣






｢もちろんです！なんせぼくらをうんでくれたかかさまなるひとですから！｣








｢生んだのは私ではなくかかさまですよ…？｣








｢うーん…それもそうですね…｣








そう言えばもんもんと考え始める今剣




そんなに悩む事だろうか







｢ううん…｣







｢そんなになやまずとも…｣






｢そうだ！｣








ひらめいた、とばかりに身を乗り出し、きらきらと輝く眼で口を開く









｢あねうえ｣








｢え？｣








｢御剣さまからさいしょにおうまれになったのはAですよね！｣









｢はい。多分…｣









｢たぶんでなくてそうなんですよ！｣







｢え、ええ…｣







｢ぼくらよりもはやくうまれたなら あねうえとおよびしたほうがいいとおもって！｣








先程よりも嬉しそうな彼の声




有無を言わせないその姿に、私は言葉を考える暇なく答えることとなった








｢…貴方がそれでいいのなら｣







｢はい！あらためて よろしくおねがいしますね！｣









彼は続刻元気が良い









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