平行世界創造日記【ネタ置き場】 (ページ2)

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僕らなりの反抗って話【死ネタ】ページ2

マホロア、マルク、Aは不良である。

大人しく席について当然のように、ドレイのように言うことを聞くだけの
生物に成り下がりたくない。抗っている僕たちこそが本当に強さを持っていて、
正しかった。こっちは真面目に抗ってるんだから、さ。

ある日いつも通りガッコサボって、他校の生徒にカツアゲして、
丸メガネのダッサイそいつの鞄を漁ってる所だった。

昔私を虐めてたソイツが仁王立ちしてた。

久々に背筋が凍りつく感じがして、その場で固まっちゃった。

目を瞑った瞬間、頭の上から「ぐはっ」って声と生ぬるい何かが降ってきた。
「よぉ」
顔をあげればそこにはバールを手に持つ、個性的な帽子を被った数少ない
ダチの1人、マルクがいた。

足元に転がったソイツの頭部は血に染ってて、血がドバドバ流れている。

「やっべー、力加減ミスったのさ〜…」
「ほちってたら死ぬかな、コイツ」
「Aを虐めてたやつなんでショ?このままでいいジャン」

私を後ろから抱きしめてきたのはもう1人のダチ、マホロア
何処から調べてきたのか、スマホをスクロールしながらどうでも
よさそうにそう言った。
人が死ぬかもしれないのに、私達はやけに冷静だった。

そこからは簡単で、血の着いたバールはソイツの傍にほっぽって、
マルクの愛バイク(マホロア改造済みにより3人乗り)に乗って
隣町から、またその隣町まで…兎に角遠くへ行った。
鞄には着替えとお菓子とゲーム、マホロアが工具、マルクは得体の知れない
薬入れてたな…道中でカツアゲして、バール持って暴れ回った。

私達は自由だった。

・・・ーーーーーー気が済んだら、いこうよ。

暴れて、遊んで、楽しんだ。

私達はどこかも分からない駅にバイクを停めて、
そばに見えてた海に向かった。

「僕達、本当にずっと一緒だったネェ」
「これからもでしょ、バカ」
「地獄まで逝ってもお手手繋いで仲良しこよしかよ…まじでだるいのサ」
「とか言って笑ってるオマエもよっぽどダヨォ」

既に腰まで海水に浸かってる。
私達はバカ言いながらまだまだ深いところまで進む。

「しょっっっぱ!」
「うっさいマルク!」
「しんみり逝くよりいいヨォ」

それじゃあまた

「「「せーの!!!!」」」

あの世で。

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生きづらい僕らなりの反抗って話。