eight兄弟の妹は8歳 。part9

怖いのいや ページ26

忠義side



今日は、亮にぃと俺がオフやから
りんの面倒を見てる


りん「亮にぃ鬼な」

亮「はい、ええよ」

りん「たぁにぃ！早く隠れよ」

忠「はーい」


今はかくれんぼ中


亮「いーち、にーい、さーん」


ちなみに俺は、机の下で
りんはカーテンの後ろに隠れてる


りん「もーいーよー」

亮「お、声が近い」


声が近いとか言って分かってたくせに
亮にぃはわざと色んなとこ探してる(笑)


亮「うわ！！！！たつ来てや！！」

忠「なに！！」


あ、机の下から出ちゃった


亮「あそこに人おった」←クローゼット指差す

忠「え！」


そんな会話を俺らがしてるから


りん((ﾀｯﾀｯﾀｯ…ｷﾞｭｯ 「いやぁ〜」


カーテンから飛び出して俺に抱きついてきた(笑)

まぁ、きっと亮にぃの言ってることは嘘やけど
やって、悪い顔してるもん、絶対りんにちょっかいかけたいだけ


亮「ほんまにおってん！」

忠「え〜？ほんまに？」

亮「ほら！あそこ見てみ」

忠「うわぁ！ほんまや」


っていう嘘に乗っかる俺

やってさ、りんが可愛ええんやもん


りん((ｷﾞｭｯ…「抱っこ抱っこ！たぁくん抱っこ！」

忠「よいしょ」

亮「怖い怖い…リビング行こうや」

りん「いやぁだぁ」


そんな感じでかくれんぼは終わったんやけど
亮にぃがずっと怖い話してる


亮「この前さ、夜トイレに起きたら階段の角になんか白い服着てる人おってん」

りん「やぁ〜だぁ！！！いやや」

亮「んふふ、ほんまやで」

忠「うち、お化けいるって言うよな」←大嘘

りん「ほんまに…？ほんまにおるん？」

亮「おるらしいな、侯にぃ言っとったもん」

りん「いややぁ」


やばい、楽しなってきた(笑)

ちなみに俺の腕の中で、泣きそうな顔してる


忠「でなでな」

りん「んぅ〜…やめて！」


あ、やべ、本格的に怒ってる


りん「たぁくんも亮ちゃんもいやや」

亮「そんなこと言わんといて」

りん「いや！たぁくん降ろして！」

忠「えぇ」


りんは降りてソファーでいじけてもうた


りん「信にぃに会いたい…(泣)」

亮「ごめんて〜」

りん「いや！来ないで！」


俺ら以外のお兄ちゃんに会いたいってさっきから泣いとる…


あかんことしてもうたな(笑)

・→←ゲーム

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す